なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園を歩くキジバト

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  上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。

 日本では全国で広く繁殖する留鳥キジバト(雉鳩)」。体色がキジに似ていることに由来し、別名「ヤマバト」ともいいます。

各地の森林に生息し、かつて狩猟が盛んな頃は滅多に姿を見せませんでしたが、年々銃の扱いが厳しくなるにつれて人を恐れなくなり、近年は市街地でもよく見られます。

 体長は33㎝前後。食性は雑食で、果実や種子をはじめ、昆虫類、ミミズなどを食べます。オスは、求婚や縄張宣言のため、「デェーデェーポッポー」とか「クークグッググー」など繰り返し鳴きます。家鳩は「クウクウ」と鳴き「ポッポ」と鳴くのはキジバトなので童謡の鳩は、このキジバトのようです

 繁殖期は長く、3~11月に及びます。キジバトをはじめハト類のヒナは、親鳥の口の中に頭を入れ、親が分泌する「ピジョンミルク」という栄養分を食べます。ピジョンミルクは脂肪とタンパク質に富み、ほ乳類のミルクに似た成分ですが、オス親も分泌します。餌が不足しがちな時期でも繁殖できるのは、ピジョンミルクのおかげだと考えられています。

家バトは群れで暮らしますがキジバトは、単独か番つがいで暮らします。

「鳩の声 身に入みわたる 岩戸哉」芭蕉

 

芭蕉47歳の秋 

奥の細道の旅の終点

中山道の宿駅、大垣市赤坂の

虚空蔵、奥の院にて8月28日に詠まれた句

 

その意味は

 

木深い奥の院の岩窟を前にして、寂しい山鳩の声を聞いていると、

秋の冷たさがいっそう深く肌身にしみわたる思いがする。

 

ほっポッポ鳩ポッポ♪

童謡 鳩

  1. ぽっぽっぽ、
    鳩ぽっぽ、
    豆がほしいか、
    そらやるぞ。
    みんなで仲善く
    食べに來い。
  2. ぽっぽっぽ、
    鳩ぽっぽ、
    豆はうまいか、
    食べたなら、
    一度にそろって
    飛んで行け