なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

紅葉葉の中のメジロ

f:id:digibirds:20191113110543j:plain

f:id:digibirds:20191113110609j:plain

f:id:digibirds:20191113110633j:plain

  上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。

 

11月12日にあけぼの山公園で撮影したメジロです。

枝と枝の間を器用に動き回って餌を探していました。

 

 メジロは、日本、中国、朝鮮半島など東アジアの一部に留鳥として分布し、日本では寒冷地を除くほぼ全土で広く生息しています。

 メジロはスズメよりも小さく全長12㎝前後。目の周りの白い縁どりが特徴で、メジロ(目白)という名前の由来となっています。また、「目白押し」という言葉も、メジロが木にとまる際、お互い押し合うようにぴったりと枝に並ぶことが語源とされています。

事例1 樋口一葉 たけくらべ一「狭き校舎に目白押メジロオシ)の窮屈さも教師が人望いよいよあらはれ ...

事例2 光瀬龍 たそがれに還る⇥人々は口をつぐんだまま目白押しになってその小さな光点をいつまでもあかず見つめていた

メジロの食性は雑食ですが花の蜜や果汁を特に好み、早春は梅の花に群がる様子がよく観察されます。

 

 メジロの聞きなし メジロは、いい声で鳴くので 長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛と口まねされているようです。

 

メジロ」と「ウグイス」が混同されることが多く、「ウグイス色」はメジロの色なのではないかといわれています。

 

「ウグイス色」はもっと地味な茶褐色なのです。

 

「梅に鶯(うぐいす)」という言葉があり、花札をはじめ日本画や文学などでよく登場しますが、実際に梅の花蜜を好んで吸いにくるのは「メジロ」であり、暗い藪などで虫を食べるのを好む「ウグイス」が梅の木にとまることはほとんどありません。

 近所の梅園でウグイスの声を聞くことがありますが、その時、梅にいるのは、いつもメジロです。

 ウグイスは、近くの藪で鳴いているようです。

 

いまはただ眼白の鳴ける霧の木々 /水原秋櫻子