なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

霞ヶ浦浮島付近のタゲリ

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 上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。

 

11月19日午後浮島付近の畠に数羽のタゲリがいました。

今年も田園の貴婦人に会うことができました。冬鳥として飛来したばかりなので少し警戒気味のようです。

 タゲリユーラシア大陸の温帯から亜寒帯で繁殖し、日本には越冬の為に渡来する冬鳥です。

 渡りの時期には群れを作って行動することが多く、餌は昆虫やミミズ等の動物食です。足で地面を叩いてミミズなどをおびき出して採食します。草の実などの植物を食べることもあるようです。

タゲリの特徴は、頭の黒くて長い冠羽です。

翼の色も深い緑色に赤の混じった艶やかな色で、陽の光によって玉虫のように輝きます。タゲリの美しさは「冬の貴婦人」と称えられています。

 

田鳧来て打ちかけし田をあさりをり   田島桐影