上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。
12月5日午後、手賀沼に冬鳥のマガンが4羽浮かんでいました。
江戸時代にマガンは、日本全国にかなり沢山飛来していたといわれています。江戸でもよく見かけられていたそうです。
狩猟や宅地化により一時期激減し、1971年の天然記念物指定以後1980年代以降宮城県伊豆沼を中心に飛来数が増大、また、1990年から2000年にかけて伊豆沼以外の地域でも越冬が確認されているようです。
おそらく「マガン自体の生息数が増加しているのではないか⌋と考えられます。最近では、印西市中埜の白鳥飛来地や霞ヶ浦干拓地のヒシクイ飛来地でも1~3羽よく見かけます。
いよいよ手賀沼にも、やって来るようになったのかも知れません!
初雁に羽織の紐を忘れけり 蕪村 「新五子稿」
参考
マガンは、日本では1967年に「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」が本種の越冬地として、1971年に種として国の天然記念物に指定されています。日本での亜種マガンの1970年における飛来数は3,700羽、1997年における飛来数は34,000羽と推定されて準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)に指定される希少種です。
鳥獣保護区1455haの宮城県の伊豆沼・内沼は、マガンをはじめ、たくさんのガンが越冬する湖沼です。
飛来数は年々増える傾向で、平成27年11月20日には13万7千羽を数えているそうです。