なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

一面の菜の花

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 上の写真はキヤノンEOS5DにEF70-200mm F4L IS USMを装着して手持ち撮影しました。

 

2月2日手賀沼付近の菜の花畑の菜の花です。一面の菜の花。ここだけ別乾坤を形成していました。つばめも飛んで、春は、もう訪れているのです。

菜の花畑は、菜の花独特の「春を告げるツンとした甘い香り」でいっぱいでした。

 菜の花も生きている。私達も生きている。いっぱいいっぱい生きている。

谷川俊太郎の詩「生きる」をお届けします。

 

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きてるということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

そして、力を抜いて休むことも大事です。与謝蕪村の俳句のように

 

「菜の花や 月は東に 日は西に」(与謝蕪村

 

意訳:春の夕暮れ時、菜の花があたり一面に咲いています。
ふと目を上げると、出たばかりの月が東の空にみえ西にはまだ沈まない太陽があります。

 

国語の教科書で習った山村暮鳥(やまむらぼちょう)の「いちめんのなのはな」を何回も繰り返す詩も有名ですね‼️