上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持ち撮影しました。
いま、梅園は、満開です。
桜の花の時期は、短いですが、梅は、3月頃まで長く咲きます。
さて、ちょっと心温まる梅の故事を紹介します。
「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の故事
ある時、 宮殿の前の梅が枯れてしまった。 そのときの天皇、村上天皇は これを残念に思い、かわりの木を探させていたが、 ある屋敷で良い梅の木を見つけて それを勅命で宮殿に献上させた。
そしてその木を植えてみたところ、屋敷の女主人の書いた歌が 紙で結びつけてあり、
「勅なれば いともかしこし 鶯(うぐいす)の 宿はと問(と)はば いかがこたえむ」
とあった。
歌の心を知る天皇は、すぐにこの梅の木を 元の屋敷に返したという。
この故事が、平安時代にあったとすれば、梅に鶯は、江戸時代の花札以前に言われていた事になります。
花札のデザイナーが、メジロの目を赤くしたのは、うぐいすではなくメジロなのだとの諧謔では・・・