なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ヒレンジャクの群れ

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  上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持ち撮影しました。

2月27日午後晴れ。

埼玉県坂戸市郊外の高麗川の河川敷につくられた浅羽ビオトープ付近にヒレンジャクの群れがいました。

 ヒレンジャクたちは、叢のリュウノヒゲの実を食べて、喉が乾くと、下の川に水を飲みに行き、また林に帰ってきます。


レンジャク類は、世界に3種類いて、キレンジャクは、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ北部で繁殖しヒレンジャクは、アジア東北部で繁殖し、ヒメレンジャクは、北アメリカ大陸の北部で繁殖するそうす。

日本には、キレンジャクヒレンジャクの2種が冬鳥として飛来します。

参考 ヒレンジャクキレンジャクの写真は、2015年3月16日の本ブログをご覧下さい。秋ヶ瀬公園で撮影した写真です。

 「レンジャク」は、群れて飛翔する習性があり、その習性を連なるとし、小鳥の部類に属することからスズメ(雀)をあて、連雀と付けられたといわれます。

「鳥名の由来辞典」によりますと、江戸時代前期までは、ヒレンジャクキレンジャクの区別はなされることがなく(本朝食鑑)、江戸時代中期に入って区別されるようになった(喚子鳥)と説明されています。

 

レンジャクの飛来は、年毎にかなりの差違があります。

今年もレンジャクに会えて幸運でした。

 

「緋連雀(ひれんじゃく) 春は群れくる 枯れえだの 一枝一枝と ほろぬくみつつ」 

           (北原白秋