なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

咲き始めた桜にとまって囀るウグイス

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持ち撮影しました。 


3月17日朝、手賀沼遊歩道のイトザクラの木に不意に小鳥がとまりました。


突然、ホーホケキョと美しい声で囀りました。


ウグイスです。


鶯の こゑ聞きそむる あしたより 待たるる物は 桜なりけり」(本居宣長


意訳 新年を迎えたその朝から心待ちにするのは鶯の声、鶯の声を聞いたその朝から心待ちにするのは桜の花

 

鳴き声ばかりで姿を見せないウグイスも、ようやく桜の木にとまってくれました。


しだれ桜 イトザクラ も咲き始めました。


鳴き声を近くで聴いて、とても優雅な気持ちになりました。


さくら花 散りかひくもれ 老いらくの 来むといふなる 道まがふがに    在原業平

意訳 桜の花よ、散り交わして老いがやって来る道を分からなくしておくれ