なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

レンゲ畑

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上の写真は、ライカのコンパクトデジカメD-LUX3 (35mm判換算28~112mm、F2.8~4.9のLeica DC Vario-Elmaritレンズ)で手持ち撮影しました。

4月22日手賀沼湖畔、手賀沼漁協駐車場横のレンゲ畑です。

レンゲは、根に「根粒」というこぶのようなものがたくさんあります。ここに「根粒菌」という細菌がレンゲの養分を餌にしてたくさん住んでいます。

根粒菌は、空気中の窒素を植物が吸収できる形に変えて蓄える(窒素を固定する)能力があります。レンゲはちょっとの養分を餌として提供する代わりに、菌が作ってくれる窒素肥料をもらっています。

かっては、この肥料を利用して稲作に利用していましたが、田植えを早期にするため、化学肥料に取り替えられました。

春の景色のレンゲ畑は、急速に見られなくなってしまいました。

でも、懐かしいレンゲ畑が、ここにありました。

 

「春の小川」 

(作詞 高野辰之 作曲 岡野 貞) 


「春の小川は さらさら流る。

岸のすみれや れんげの花に、
匂(にお)いめでたく 

色うつくしく 咲けよ咲けよと ささやく如く。」