なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

黄菖蒲

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持ち撮影しました。

手賀沼周辺で咲いていました。

キショウブ(黄菖蒲)は名前のとおり、黄色い花のショウブ(菖蒲)。ショウブ(菖蒲)は漢名の「ショウブ(菖蒲)」に由来しているとのことです。

あやめ科アヤメ属で耐寒性のある宿根草で、学名は「Iris pseudacorus」で属名の「Iris(アイリス)」はギリシャ神話の「虹の女神イリス(Iris)」が語源にちなみ、種名の「pseudacorus」は「ショウブ(菖蒲)に似た」を意味しているそうです。

霍公鳥《ほととぎす》いとふ時なしあやめぐさかづらにせむ日こゆ鳴き渡れ
  ~田辺福麻呂《たなべのさきまろ》 『万葉集』 巻18-4035

ほととぎすよ うるさく思う時などないからあやめ草をかづらにする日には、ここに渡って来て鳴いておくれ。