なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

錦鯉

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

7月16日神田神保町付近の小さな池でにいた錦鯉と金魚です。

喫茶去

真空は空っぽではない。

アインシュタインの宇宙項 と量子論の真空のエネルギー

について


1917年当時,アインシュタインも他の研究者と同様宇宙は膨張も収縮もしていないと固く信じていました。
しかし,これは彼自身が構築した一般相対性理論の方程式と矛盾してしまいます。
困り果てたアインシュタインは,方程式にその場しのぎの余分な宇宙項を付け加えることで重力の効果を相殺し解を導きました。

しかしその12年後,米国人天文学者ハッブル(Edwin Hubble)が宇宙の膨張を発見,アインシュタインは宇宙項の考えを撤回しました。

 その後60年間,宇宙項は宇宙論の世界からすっかり姿を消してしまいました。

宇宙は膨張しつつも,重力の効果で膨張のスピードは鈍ると考えられていましたが、1998年,超新星の観測結果から,過去50億年にわたって宇宙膨張は減速するどころか加速を続けてきたことがわかってきました。
やはり,重力の効果を打ち消すような力が働いていることになつてアインシュタインの宇宙項が復活しました。

 これが現在でいう宇宙定数で,量子論から予想される「真空のエネルギー」に相当するのではないかと考えられているようです。

あるいは,奇妙な未知のエネルギーの存在を示しているのかもしれず,これは暗黒エネルギー(ダークエネルギー)と称されているものかもしれません。

宇宙は、星の他は真空つまり空っぽではなく何かあるのです。

負のエネルギーの電子が充満している状態を「ディラックの海」といって、学生時代に読んだ、ハヤカワ文庫の光瀬龍著「百億の昼と千億の夜」などのSFにも登場する概念です。

ディラックは量子物理学者として著名 なポール・ディラックです。

ディラックの理論によれば、真空とは正のエネルギーの電子がなくて、負のエネルギーの電子が充満している状態をいいます。

真空は、粒子が始終、瞬間に追生成対消滅を繰り返している場所のようです。