上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持ち撮影しました。
7月26日晴れのち雨。
梅雨の晴れ間の手賀沼遊歩道で飛んていたのでシオカラトンボです。
[トンボの目がね]の歌のモデルのシオカラトンボ。
郷愁を誘うトンボです。
シオカラトンボは、成熟して水色になったオスにつけられた名前で、茶色いメスは俗にムギワラトンボと呼ばれます。
山地から住宅地に至るまでの、池、湿地、水田、溝、水たまりなど、あらゆる環境で発生し、各地に普通に見られるトンボです。
シオカラトンボの名前の由来は、白色の姿が塩辛昆布(塩昆布)に似ているからとされています。
この白色の正体はワックス質の粉で、例え舐めても塩辛くはないそうです。
最近の研究で、この粉が紫外線を反射する事が判し、これにより真夏の日差しの下でも元気に活動できるようです。
トンボは、すでに紫外線をカットして日焼け止めの対策をしていたのです。
恐れ入りました!
「とんぼのめがね」
額賀誠志作詞・平井康三郎作曲
とんぼの めがねは
水いろ めがね
青いおそらを
とんだから とんだから
とんぼの めがねは
ぴか ぴか めがね
おてんとさまを
みてたから みてたから
とんぼの めがねは
赤いろ めがね
夕焼雲(ゆうやけぐも)を
とんだから とんだから
喫茶去
加賀の千代女の句、
トンボつり 今日はどこまで いったやら
の背景について
江戸時代の女性俳人、加賀千代女(かがのちよじょ)の秋の季語の俳句です。
彼女には息子がいたのですが、幼い頃に死んでしまいます。
いなくなってしまった息子は、きっとどこか遠くまでとんぼつりに出かけてしまったのだろう、早く帰ってこないかなぁ、という子供を偲ぶ句だそうです。
あるいは、息子は天国でもとんぼつりをして楽しく暮らしているのだろうか、という解釈もできますね。
注 蜻蛉釣りとは
おとりのトンボを竿の先に糸で結んで飛ばし、他のトンボを誘い寄せて捕らえる遊び。また、鳥もちをつけた竿でトンボを捕る遊び。《季 秋》