なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

白いコスモス

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
8月23日我孫子市民農園に咲いていた白いコスモスです。ピンクや紫のコスモスに混じって咲いていました。

喫茶去
フルトヴェングラー指揮
ベートーヴェン交響曲全集の中から一番三番と五番七番と第九を聴く

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フルトヴェングラー/ベートーヴェン交響曲全集(2010年リマスター)


ベートーヴェン
【CD1】交響曲第1, 3番/
【CD2】交響曲第2, 4番/
【CD3】交響曲第5, 7番/
【CD4】交響曲第6, 8番/
【CD5】交響曲第9番

【演奏】ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(第1-7番)/
ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団(第8番)/
バイロイト祝祭合唱団&管弦楽団, エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ), エリーザベト・ヘンゲン(アルト), ハンス・ホップ(テノール), オットー・エーデルマン(バス)(第9番)

【録音】1948~1954年


2010年にEMIミュージック・ジャパンのSACDシリーズのために制作された96Hz/24Bitデジタル・リマスター音源を使用。
このリマスターはアビー・ロード・スタジオの技術者がおこない、基本的なポリシーとして、不要なクリック・ノイズは除去しながらも、楽音と録音会場全体の音響をできるかぎり忠実に再現するべく取り組むことを掲げて作業が進められています。
また、演奏芸術の再現という観点から、素材が残されている音源に関しては、楽章間の音響も収録、音楽的な繋がりがより自然に聞き取れるようにしてあります。
さらに、オリジナルソース探索の過程で、『ベートーヴェン7番』の未使用アナログ・テープが発見され、60年の経年にも関わらず良好な状態が保たれた驚きの音質を楽しむことができるのも朗報となっています。

この全集は、以前出ていたEMIの正規盤の全集のリマスター盤のような全集です。
その古い全集は、録音があまり良くなかったので、今まであまり聴いていません。
ようやく聴きやすくなりました。

以前では考えられない廉価ですのでフルトヴェングラーベートーヴェン交響曲全集の中では推薦できる全集の1つです。

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ベートーヴェン交響曲第1番ハ長調作品21
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1952年11月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)

古い録音が聴きやすくなっています。

素晴らしい演奏です。

ベートーヴェン交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1952年11月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)

戦中の異常な緊張状態の英雄
(録音:1944年12月19日ウィーン、ムジークフェラインザール:モノラル(放送用セッション)

とは違って平時の堂々たるフルトヴェングラーの英雄です。
この演奏も聴きやすくリマスタリングされていました。

これも見事な演奏でした。



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ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1954年3月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)


フルトヴェングラーの『運命』には数々の録音が残されていますが、これはその中で最も完成度が高く、説得力の強い演奏です。最晩年の1954年の録音ながら精気の衰えはいささかも見せず、格調とスケールが見事に両立しています。

ベートーヴェン交響曲第7番イ長調作品92
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1950年1月、ウィーン、ムジークフェラインザール(モノラル/セッション)

2011年1月、フルトヴェングラー生誕125周年でSACD Hybrid国内盤が出ました。これには「これまでに未使用の1950年1月にウィーンのオリジナル・セッションで録音されたテープが発見されたのでそれを使用した」とわざわざ特記してありました。それと同じ音源のCDのようです。

四楽章の有名なノイズ(女性の話し声)は、気がつきませんでした。

フルトヴェングラーの素晴らしい颯爽たる七番の名演だと思います。

f:id:digibirds:20200827103225j:plainベートーヴェン交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付き』
エリーザベト・シュヴァルツコップ
エリーザベト・ヘンゲン
ハンス・ホップ
オットー・エーデルマン
バイロイト祝祭合唱団
ヴィルヘルム・ピッツ(合唱指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団
1951年7月、バイロイト祝祭劇場(モノラル/ライヴ)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

言わずと知れた名演の第九です。

以前の全集より音が生きています。

見事な演奏で大満足でした。


喫茶去

クレツキ指揮のベートーヴェン交響曲全集を聴く

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ベートーヴェン
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67
交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱付き』
・『エグモント』序曲
インゲボルク・ヴェングラー(S)
アンネリース・ブルマイスター(A)
マルティン・リツマン(T)
パウル・キューン(B)
チェコフィルハーモニー合唱団
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
パウル・クレツキ(指揮)

録音:1965-68年[ステレオ]

1964年〜1968年、プラハ

ポーランド出身の今世紀を代表する指揮者のひとり、
パウル・クレツキ(1900〜1973)が名門チェコ・フィルを振った
ベートーヴェン交響曲全集。

隠れ名盤としてコア・ファンに圧倒的に支持されているクレツキの至芸と言われる全集です。

主席指揮者がアンチェルの時、そうでないクレツキがベートーヴェン交響曲全集をチェコフィルと録音することが何故か分かるような壮絶で緊張感のある演奏です。彼の過酷な人生経験によるものでしょうか?