上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
9月5日手賀沼のコブハクチョウの親子です。子供も大きくなりました。親と見分けがつけにくくなりました。草に遮られて他の子供たちは見えませんが、ちゃんといますのでご安心下さい。
喫茶去
チャイコフスキー/ピアノ三重奏曲イ短調Op.50「偉大な芸術家の思い出に」
ギレリス(Pf)、コーガン(Vn)、
ロストロポーヴィチ(Vc)
日本ビクター VICC-2029
を聴く
秋らしく、この曲を聴いてみました。
このCDは、モノラルですが、名演中の名演として知られています。
私は、この演奏を45年前NHKFMで聴いてこの曲の虜になりました。
当時、LPが廃盤でそのLPに巡り合うのに何年もかかりました。
見つかる時は、見つかるもので3枚も入手していました。
LPを処分した時、それらのLPも手放しました。
CDでも聴きたくなり、探してみました。セットものでありました。
それを買い求め聴いていました。
その印象を以前のブログで掲載しました。
このCDのセットは、現在も時々聴いています。
その後、1枚だけのCDを入手したので、その後はこのCDでよく聴いています。
このCDも廃盤なので貴重かもしれません。
それはともかく、いつ聴いても素晴らしい演奏です。
喫茶去
より第九を聴く。
かつてPHILIPSで制作したベートーヴェンの交響曲全集は、1984年から1992年にかけて録音されたものだったので、今回の全集は久しぶりの録音ということになります。
ブリュッヘンはベートーヴェンを得意としており、実演では数多く指揮しているので、再録音の登場にこれだけ時間がかかったのは意外でもありますが、その分、楽しみが大きいと言えるかもしれません。
前回はピリオド楽器オーケストラ黎明期の録音であり、今回はベートーヴェン演奏のピリオド化が常態となった時代の録音ということで、周辺環境が大きく異なるほか、ブリュッヘン自身の解釈変化や楽員の違いなども当然あると思われるので、演奏内容への興味は尽きないところです。(HMV)
【収録情報】
ベートーヴェン:交響曲全集
Disc1(2011年10月6日)
・交響曲第1番ハ長調Op.21
・交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』
Disc2(2011年10月9日)
・交響曲第2番ニ長調Op.36
・交響曲第4番変ロ長調Op.60
Disc3(2011年10月10日)
・交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』
・交響曲第5番ハ短調Op.67『運命』
Disc4(2011年10月11日)
・交響曲第8番ヘ長調Op.93
・交響曲第7番イ長調Op.92
Disc5(2011年10月16日)
・交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱付き』
レベッカ・ナッシュ(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(メゾ・ソプラノ)
マルセル・ビークマン(テノール)
ミヒャエル・テーフス(バス)
18世紀オーケストラ
ラウレンス・コレギウム&カントライ
フランス・ブリュッヘン(指揮)
録音時期:2011年10月
録音場所:デ・ドゥーレン(ロッテルダム)
録音方式:デジタル(ライヴ)
エンジニア&プロデューサー:スタジオ・ファン・シュッペン
エグゼクティヴ・プロデューサー:シーウヴェルト・フェルスター、カルロス・セスター
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
この第九は、ブリュッヘン & 18世紀オーケストラが2011年にレコーディングしたものですが、聴きなれた近代のオーケストラによる第九とは明らかに違っていることがたいへん珍しく、興味深いものです。
まず、古楽器を使用していることで、各楽器の音色が現代のものとかなり違うことがはっきり聴き取れます。
とくに顕著なのはフラウト・トラヴェルソ(現代のフルートの前身にあたる木製の横笛)の温かみのある音色です。
ブリュッヘン自身、この楽器の名手でもあったので、細かい指示を与えたのかも知れなません。
またホルンはノーバルブのものを使用しているために音色が素朴なことに加え、機動性が悪いことがかえってひとつの味になっているように思えます。
モダン楽器の演奏との違いが分かる興味深い第九です。
ブリュッヘンも頑張って見事な演奏をしています。非常にオーソドックスな演奏です。
私は、しっとりとした素朴な、この第九にも惹かれますが、どちらかというと、モダン楽器の演奏の第九のほうが好きです。