上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
9月5日我孫子市民農園のコスモスです。秋になってコスモスが色濃くなってきました。
喫茶去
伝説の宇和島ライブ1
ハイドシェックのピアノ演奏
を聴く
今は、廃盤のようですが、久しぶりに聴いてみました。
ため息が出るほど素晴らしい演奏でした。
このライブ演奏のテンペストは、他の追随を許さない名演です。
ハイドシェック / 伝説の宇和島ライヴ(4タイトル)
1990年代前半にテイチクから発売され、一世を風靡したハイドシェックの「宇和島ライヴ」。伝説の名演の誉れ高いものの、幻のアルバムとして長く入手困難だった同シリーズが復活します。宇野功芳氏が「レコード史上に燦然と輝く不滅の記録」と絶賛し、いずれもCDチャートの1位となった名盤。さながら鬼神が乗り移ったような凄絶さは、今日でも全く色褪せることない衝撃を与えてくれます。日本語解説書付。
このCDはキングインターナショナルが音源を買い取り、独自に国内プレスしたものです。海外盤や他社盤は存在いたしません。
KDC5(宇和島ライヴ1)
「この録音を初めて耳にしたときは体中汗びっしょりになってしまった。レコード史上に燦然と輝く不滅の記録と絶讃したい。(宇野功芳)」
・モーツァルト:ピアノソナタ第12番ヘ長調 K.332
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番ニ短調『テンペスト』
・シューベルト:即興曲 変ロ長調 D.935-3
・ドビュッシー:版画
・ヘンデル:アダージョ(組曲第2番より)
・ヘンデル:クーラント(組曲第9番より)
・ストラヴィンスキー:ピアノ・ソナタ
エリック・ハイドシェック(ピアノ)
録音:1989年9月22日
喫茶去
の中のテンペストを聴く
ハイドシェック/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(8CD)
このCDは、それほどの名演ではありません。
バックハウスやケンプなどの全集とは比較になりません。
宇和島ライブから期待して聴くと拍子抜けします。
1969-73年ステレオ録音。自由奔放にして繊細、典型的な天才肌として知られるフランスのピアニスト、エリック・ハイドシェックが30代の時にレコーディングしたベートーヴェンのソナタ全集。ドイツ系の先祖を持ち、パリ音楽院の卒業試験に『ハンマークラヴィーア・ソナタ』を選び、コンサート・デビューでも同曲を弾いて大成功を収めたというハイドシェックは、フランスのピアニストとしては異例なほどベートーヴェンに深く傾倒し、現代屈指のベートーヴェン演奏家として知られています。
天性のものといえる目覚しい感性の閃きと、大ピアニスト、アルフレッド・コルトーから受け継いだテンポ・ルバートの秘術を自在に駆使した他に例のないそのピアニズムは、弾き盛りの時期におこなわれたこの録音からも強烈に感じとることができます。個性的な名演揃いといえるでしょう。
・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調op.2-1
・ピアノ・ソナタ第2番イ長調op.2-2
・ピアノ・ソナタ第3番ハ長調op.2-3
・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調op.7
・ピアノ・ソナタ第5番ハ短調op.10-1
・ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調op.10-2
・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調op.10-3
・ピアノ・ソナタ第8番ハ短調op.13『悲愴』
・ピアノ・ソナタ第9番ホ長調op.14-1
・ピアノ・ソナタ第10番ト長調op.14-2
・ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調op.22
・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調op.26
・ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調op.27-1
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調op.27-2『月光』
・ピアノ・ソナタ第15番ニ長調op.28『田園』
・ピアノ・ソナタ第16番ト長調op.31-1
・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調op.31-2
・ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調op.31-3
・ピアノ・ソナタ第19番ト短調op.49-1
・ピアノ・ソナタ第20番ト長調op.49-2
・ピアノ・ソナタ第21番ハ長調op.53『ワルトシュタイン』
・ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調op.54
・ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調op.57『熱情』
・ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調op.78
・ピアノ・ソナタ第25番ト長調op.79
・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調op.81a『告別』
・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調op.90
・ピアノ・ソナタ第28番イ長調op.101
・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調op.106『ハンマークラヴィーア』
・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調op.109
・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調op110
・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調op.111
エリック・ハイドシェック(p)
録音:1967-73年 パリ、サル・ワグラム[ステレオ]
若い頃弾いたテンペストです。コルトーの弟子だけに華やかなピアノ演奏です。
元気いっぱいのテンペストです。
この演奏も素敵でした。名演です。
宇和島の原型はここにあるのかもしれません。
私は、華やかな演奏のこの全集は、ちょっとまとまりがない感じですが、嫌いではありません。
曲によってかなり出来にムラがありワルトシユタインや熱情は、少し物足らなくベートーヴェンらしくないように思います。
初期の作品の演奏は、並の演奏のように思います。
喫茶去
今日は、古くて新しいベートーヴェンの交響曲全集を聴いてみました。
私はメンゲルベルクのベートーヴェン交響曲全集はすでに3種類持っていますが、やはり年代もので、録音がよくありません。
そこで新しく復刻されたCDを購入して聴いてみました。
以下は、このCDの宣伝文句のまま掲載しました。
伝説的なメンゲルベルクのベートーヴェンが音質を向上させて今、蘇る!'77年発売時のアナログ・マスターより最新デジタル化。
メンゲルベルクのベートーヴェンは、今から約75年前の演奏でありながらも、未だにクラシックの至宝とも謳われる偉大な遺産です。ベートーヴェン演奏が'70年代くらいから徐々に変容していくなか、それ以前、とりわけ戦前や戦中の演奏史に関しては今では様々な音源が出回っているとはいえ、このメンゲルベルクによる1940年の一連のライヴは単なる一過性の記録などではなく、明らかにその時代に存在しており根付いていた重要なスタイルなのです。懐かしむ方も多いかも知れませんが、もしこの演奏をじっくり聴いたことが無い若い方や演奏家の方々が今これらを聴くと、逆に触発されるかも知れません。それだけの確固たるスタイルを確立していた彼らのベートーヴェンは、決して古くはなく、新たな感動を呼ぶことは間違ありません。これらの録音は第3番を除いて放送録音(ライヴ)として収録されていたもので、'60年代に単独でLPとして発売されました。その後'77年のベートーヴェン没後150年企画として、欠けていた第3番のテレフンケン音源を加えて、交響曲全集としてまとめられたものです(第3番もライヴで収録されたものの一部の楽章の録音に失敗したと言われています)。今回使用しましたマスターは、この'77年時にLPで発売された際に使われたアナログ・マスターであり(現在は本国のユニバーサルが所蔵)、これまで海外の輸入CDや国内盤で使われたマスターと元は同一と思われますが、今回のハイビット・ハイマスタリング(192kHz,24bit)による新規のデジタル化の効果は絶大で、曲により程度の差はありますが聴き比べると、鮮明さが増しさらに特定のノイズが低減したため、より近くで聴くような臨場感ある演奏が迫ってきます。これによりメンゲルベルクが目指したベートーヴェン演奏の全貌が、以前にも増して堪能できます。メンゲルベルクはリハーサルを徹底的に行ったことでも知られており、即興や感興に支配されない音楽を目指していたと思われます。このベートーヴェン演奏においても綿密なテンポ設定、巧みな強弱とアゴーギクの効果は、このコンビならではと思わせます。濃厚なロマンティシズム、極端なポルタメントやリタルダンドに象徴されがちですが、新旧のスタイルを超越して示されるこれらの演奏には様々な要素が強固に積み重ねられて構築されており、練りに練られた見事なベートーヴェンを聴くことができます。解説書には、新規で満津岡信育氏による序文解説を掲載しました。明晰な解説は読みごたえ十分です。
また、今回の復刻では演奏開始前や楽章間の演奏会場の音を極力復活させました。アナログテープに残されていた当時の雰囲気がより伝わってきます。一部には指揮台をメンゲルベルクが指揮棒で叩く有名な音も収録されており、音質が改善したこともあって、演奏会自体の臨場感が増している点も大きなポイントです。CD復刻としての決定盤を目指しました。
タワーレコード (2015/09/09)
収録内容
構成数 : 5枚
【収録曲】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:
<DISC1>
1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品21
2. 交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 《英雄》
<DISC2>
3. 交響曲 第2番 ニ長調 作品36
4. 交響曲 第6番 へ長調 作品68 《田園》
<DISC3>
5. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
6. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67 《運命》
<DISC4>
7. 交響曲 第7番 イ長調 作品92
8. 交響曲 第8番 へ長調 作品93
9. 歌劇《フィデリオ》序曲 作品72c
<DISC5>
10. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125 《合唱》
【演奏】
トー・ファン・デル・スルイス(ソプラノ)、スーゼ・ルーヘル(アルト)、ルイ・ファン・トゥルダー(テノール)、ウィレム・ラヴェッリ(バリトン)
アムステルダム・トーンクンスト合唱団、 オランダ王立オラトリオ協会合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ウィレム・メンゲルベルク(指揮)
【録音】
1940年4月14日(1)、4月18日(6,8)、4月21日(3,4)、4月25日(4,7)、5月2日(10)、11月28日(9)
アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ録音)
1940年11月11日(2) アムステルダム、コンセルトヘボウ
聴きやすくなったCDで古い時代の音が鑑賞できるのは素晴らしいことです。
古き良き時代の男性的で濃厚なベートーヴェン交響曲全集でした。
千両役者が[見得を切る]ような演奏です。
これから秋の夜長の嬉しみができました。