なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

大きくなったミカン

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。

少し見ぬ間にミカンが大きくなりました。もう色づくばかりです。

 

喫茶去

トスカニーニのミサソレムニスを聴く

 

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ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
アルトゥーロ・トスカニーニ&NBC交響楽団


異様な緊張感と強い意志に貫かれた『ミサ・ソレムニス』。
トスカニーニベートーヴェンは同じ時代のフルトヴェングラーの対極に位置する、贅肉をきっぱりと削ぎ落とした厳しい造形に、ラインのはっきりとした歌を乗せていくスタイル。大作『ミサ・ソレムニス』でもトスカニーニ流のベートーヴェン像は揺るぎなく、声楽陣も完全にコントロール下に置いた、身の引き締まるような緊張感と統一感は格別。1953年にセッション収録された『ミサ・ソレムニス』異色の名盤です。(メーカー資料より)

【収録情報】
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 op.123


ロイス・マーシャル(ソプラノ)
ナン・メリマン(メゾ・ソプラノ)
ユージン・コンリー(テノール)
ジェローム・ハインズ(バス)
ロバート・ショウ合唱団(指揮:ロバート・ショウ指揮)
NBC交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

録音時期:1953年3月30,31日、4月2日
録音場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール
録音方式:モノラル(セッション)


曲目リスト

ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123

第1曲 キリエ (MONO) ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123

第2曲 グローリア (MONO) ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123

第3曲 クレド (MONO) ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123

第4曲 サンクトゥス (MONO) ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123 第5曲 アニュス・デイ (MONO)


ベートーベンは1807年(交響曲第5番、6番の頃)にハ長調のミサ曲を書きました。この端正な作品についてベートーベンは(評判は芳しくなかったものの)「この曲をとりわけ心に留めています」 [letters, p.76]と述べていますが、1809年には「古い教会旋法においては敬虔さは神からのものであり、そうだとも、神がいつか私にそれを表現させてくれることを」[Kirkendale p.676]と、古典派とは異なる手法を用いる構想が芽生え、1818年には日記に「真の教会音楽を書くためには…すべての修道院の聖歌と、最も正確な翻訳と韻律によるあらゆるキリスト教会の詩篇と讃歌全般の節に目を通すこと」[thayer, p.715]と書くなど、新しい宗教音楽のあり方を考えていました。翌年、ルドルフ公の大司教就任の報が、これを実現する新たなミサ曲に着手する直接のきっかけになります。

ベートーベンは神を信じていたようですが、日記に「神は、非物質である。したがって彼はすべての観念を超えている」「世界の状況の中で秩序と美が輝き出るときには、神が存在する」など、バラモンヴェーダやカントの哲学書がしばしば引用されているように、かならずしもキリスト教(教会)的な神への信仰というわけではありませんでした。この曲も、ミサ式文の教義にではなく、そのテキストに現れる普遍的な神と地上の人間の表現を捉えて、音楽が付与されています。このためにベートーベンは、教会旋法ヘンデルらの技法をも取り入れ、またテキストの意味を象徴的に表現するモチーフを多用しながら、複雑で巨大な音楽を作り上げました。当初目指した大司教就任式での演奏には到底間に合わず、4年の歳月を傾けた渾身の作となります。

神は有るのか?

私は、有ると信じています。

アインシュタインも神は、サイコロを振らないと言ったりしているので信じていると思います。

ベートーヴェンは、懐疑的で、ミサソレムニスの作曲には、苦労したようです。

私もカソリックの言う神は、信じていません。

宇宙を創造した絶対的存在を神と呼べば

有ると信じているのです。

何か心にわだかまりを持ちながら、この曲を聴いています。

でも、鑑賞後は気持ちがスッキリします。


 喫茶去

ガーディナー指揮

ベートーヴェン ミサソレムニス

を聴く

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ベートーヴェン100 premium
ジョン・エリオット・ガーディナー/ミサ・ソレムニス


【UHQCD】【限定盤】【グリーン・カラー・レーベル・コート】【ベートーヴェン生誕250周年】
18世紀スタイルのオリジナル楽器によるオーケストラが、ベートーヴェン管弦楽作品を演奏する音楽的効果の斬新さは広く認められるようになりました。この分野の第一人者であるガーディナーベートーヴェン晩年の畢生の大作《ミサ・ソレムニス》を指揮したこのアルバムでは、独唱・合唱とオーケストラの織り成す清澄な音と敬虔な響きが虚飾やロマン主義的感情を排して、作品の持つ内的世界を見事に表出しています。(メーカー資料より)

【収録情報】
ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調 作品123


シャルロッテ・マルギオーノ(ソプラノ)
キャサリン・ロビン(メゾ・ソプラノ)
ウィリアム・ケンドール(テノール
アラステア・マイルズ(バス)
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
指揮:サー・ジョン・エリオット・ガーディナー

録音:1989年11月 ロンドン


この演奏も素晴らしいです。

古楽器の演奏も見事です。

録音も良いのでお薦めです。


喫茶去

ケンペ指揮ベートーヴェン交響曲全集から英雄を聴く


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ベートーヴェン交響曲全集&序曲集(6CD組)
ケンペ指揮ミュンヘン・フィル

1971年12月~1973年6月ステレオ録音。交響曲全曲のほか、レオノーレ第3番、エグモント、プロメテウスの創造物序曲を収録。
演奏はどれもすでに定評あるもので、渋く底光りするような独特の音響による骨格造形も逞しいアプローチは実に魅力的。奇を衒ったところなど全くありませんが、密度の薄いところも全くないという、実にクオリティの高い全集で、何度聴いても飽きのこない内容です。

CD1
交響曲第1番ハ長調 作品21
交響曲第5番ハ短調 作品67『運命』

CD2
交響曲第2番ニ長調 作品36
交響曲第4番変ロ長調 作品60

CD3
交響曲第3番変ホ長調 作品55『英雄』
・『プロメテウスの創造物』序曲
・『エグモント』序曲

CD4
交響曲第6番ヘ長調 作品68『田園』
・『レオノーレ』序曲第3番

CD5
交響曲第7番イ長調 作品92
交響曲第8番ヘ長調 作品93

CD6
交響曲第9番ニ短調 作品125『合唱』

ウルズラ・コスズート(S)
ブリギッデ・ファスベンダー(A)
ニコライ・ゲッダ(T)
ドナルド・マッキンタイアー(B)
ミュンヘン・モテット合唱団
ミュンヘンフィルハーモニー合唱団
ハンス・ルドルフ・ツェベライ(合唱指揮)
ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ケンペ(指揮)

 

この全集は、普段着のベートーヴェンを聴くことができます。

特に特徴がある演奏ではありません。

ベートーヴェン交響曲は、いいなぁと感じる演奏です。

どの曲を聴いても良いなぁと思います。

英雄もそうでした。