なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

夕暮れのコゲラ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7D II USMを装着し手持ち撮影しました。

10月4日あけぼの山公園のコゲラです。

日没前の曇り空のあけぼの山公園は薄暗い。

数羽の小鳥がバラバラと飛んで来ました。

その中の一羽がこのコゲラです。

幹に吸い付くように止まって餌を探しています。

見つけられなかったのか、すぐに飛び去りました。

コゲラの大きさはほぼスズメと同じ。

強力な足と爪、硬い尾羽の3点でピッタリと張り付き、木の幹を自由に歩いて木の幹や樹皮に潜んでいる虫の幼虫などをつり出して食べているようです。

このコゲラは、この付近で時々、見かける小さな、かわいいキツツキです。



喫茶去

ジョン・ケネス・ガルブレイス

「バブルの物語」

を読む

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本の整理をしていたら、昔買った本が出てきたので、読み直し始めました。
この本は、17世紀オランダのチューリップバブルから、アメリカにおける狂騒の20年代、さらに1980年代末日本のバブル経済に至るまで、古今東西で巻き起こった「熱狂」とその崩壊過程を描いた経済学者ガルブレイスの『バブルの物語』です。

バブルを希求する人間の本質と、資本主義経済の根幹に迫った著作です。

株価が乱高下するいま、はたして新たな暴落は訪れるのでしょうか?

また、読み直す気になりました。

参考

ジョン・K・ガルブレイス

経済学者

ジョン・ケネス・ガルブレイス(John Kenneth Galbraith)
1908年カナダ生まれ。1934年カリフォルニア大学バークレーにて経済学博士号を取得。二つの大学で教鞭をとった後、1949年ハーヴァード大学に移る。その間『フォーチュン』誌の編集委員を務めた。1961〜63年ケネディ政権でインド大使を務めた後、ハーヴァード大学に復帰、以後経済学部教授として1975年まで在任。退官後は名誉教授を務めた。1971年には、アメリカ経済学会会長に選ばれている。
著書は多数あり、『ゆたかな社会』『新しい産業国家』『経済学と公共目的』が三大著作とされるほか、『大暴落1929』『マネー その歴史と展開』『不確実性の時代』『経済学の歴史』『悪意なき欺瞞』などがある。
2006年4月29日、老衰のため永眠。



喫茶去
カザルストリオの
ベートーヴェン
大公 他を聴く


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20世紀を代表するトリオが残した5曲のピアノ三重奏曲のなかでも、歴史的名演として評価の定まった「大公」を収めた名盤。各楽器の名手が勢揃いして生み出された、秀逸なサウンドが聴けます。

ベートーヴェン/シューベルト:ピアノ三重奏曲集(コルトー/ティボー/カザルス)


曲目タイトル:
1.(ベートーヴェン)/ピアノ三重奏曲 第7番 変ロ長調 作品97「大公」

シューベルト)/ピアノ三重奏曲 第1番 変ロ長調 D.898

言わずと知れた名演中の名演なので、素晴らしいの一言です。

芸術の秋になりました。


喫茶去

ぺーターマーク指揮

ベートーヴェン交響曲第2番4番

を聴く


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ベートーヴェン - Ludwig van Beethoven (1770-1827)

交響曲第2番 ニ長調 Op. 36

Symphony No. 2 in D Major, Op. 36

パドヴァ・ヴェネト管弦楽団 - Padova e del Veneto Orchestra

ペーター・マーク - Peter Maag (指揮)

交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60

Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60

パドヴァ・ヴェネト管弦楽団 - Padova e del Veneto Orchestra

ペーター・マーク - Peter Maag (指揮)

無名のオーケストラ、パドヴァ・エ・デル・ヴェネト管弦楽団が、よく健闘した演奏を聴かせてくれます。

2番4番の清新な美しさを聴かせてくれました。

ペーターマーク指揮
ベートーヴェン 運命 田園を聴く


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録音 1995年2月パドヴァポリーニ音楽堂ライブ


ベートーヴェン交響曲第6番《田園》と交響曲第5番《運命》。この2つ、実は双子の交響曲なのです。

両者は1808年12月22日、ベートーヴェン主催の演奏会で、ベートーヴェン自身の指揮によって初演されています。

第6番を先に、第5番を後に、という順番で。

この歴史的に重要な演奏会のプログラムには、他にも《ピアノ協奏曲第4番》や《合唱幻想曲》、《ミサ曲ハ短調》(の一部)が入っていたのですが、その柱になったのは《田園》と《運命》でした。

マーク指揮のこれらの演奏は、とても明るく、爽やかな好演でした。運命は堂々とした演奏で素晴らしい演奏です。田園もおおらかな良い演奏です。

喫茶去
ペーターマーク指揮
ベートーヴェン交響曲
7番、8番
を聴く


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この演奏も楽しめました。
7番は軽快でテンポの良い演奏です。

ペーターマークは、このような明るく楽しい曲は、得意のようで、素敵な仕上がりの名演です。

惰性で8番も聴いてしまいました。

2日間でペーターマークのベートーヴェン交響曲全集を聴きました。

ベートーヴェン交響曲のオーソドックスな演奏の全集と思いました。

明るい演奏で気楽に楽しめます。

全体的に、もう少し緊張感があってもよかったのではないでしょうか?

でも、とても素直な好感の持てる良い全集でした。