なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

飛び移るコゲラ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

 

あけぼの山公園の木立のなかをコゲラが飛び回っていました。

木々から木々に飛び移って餌探しです。

 

喫茶去

日本の宿題を

読む


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内容説明

 

この宿題を解決しない限り、日本の未来はない!


昭和は「激動の時代」であり、平成は「激変の時代」だった。


著者は、令和は「激震の時代」と予測する。


世界ではポピュリズムが蔓延し、自由な世界秩序をリードしてきたアメリカはルールメーカーとしての役割を放棄した。


さらに第四次産業革命の中で中国が台頭し、中東、朝鮮半島では平和が脅かされ、欧州は政治混乱の状況にある。


令和は今までにない世界秩序の混乱状態から始動したのである。

 

本書では、令和時代にどのような政権が生まれ、誰が総理大臣になっても、避けては通れない特に重要な17の政策問題を取り上げ、それぞれの問題の背景にある構造と、具体的な対応策を示した。


これらの17の課題の改革に早急に取り組まなければ、日本の将来は極めて厳しいものになる。


逆に、日本の潜在力を信じてこれらの課題に果敢に挑戦すれば、日本の将来は決して暗いものではない。


改革を通して、日本は世界に対し、重要なベストプラクティスを示すことができる。



著者について
竹中平蔵(たけなか へいぞう)
1951年、和歌山県和歌山市生まれ。一橋大学経済学部卒。博士(経済学)。大蔵省財政金融研究室主任研究官、大阪大学経済学部助教授、ハーバード大学客員准教授、慶應義塾大学総合政策学部教授などを経て、2001年より小泉内閣で経済財政政策担当大臣、郵政民営化担当大臣などを歴任。現在、東洋大学グローバルイ・ノベーション学研究センター長・教授、慶應義塾大学名誉教授、アカデミーヒルズ理事長、(株)パソナグループ取締役会長、(株)オリックス社外取締役SBIホールディングス(株)社外取締役ダボス会議理事など。著書多数。

原 英史(はら えいじ)
1966年、東京都生まれ。東京大学法学部卒。シカゴ大学大学院修了。通商産業省経済産業省を経て、2009年「株式会社政策工房」設立。政府の規制改革推進会議委員などを務め、現在、国家戦略特区ワーキンググループ座長代理、大阪府・大坂市特別顧問。著書に『岩盤規制』(新潮新書)、『日本人を縛りつける役人の掟』(小学館)など。

(以上)

 

以下は、私の意見です。

 

日本の宿題はたくさんありますが、この本で指摘している「日本の教育について」の宿題についての提言に賛同します。

 

その提言は、「東大の民営化」です。

 

しかし、利益を追求する株式会社にするのではありません。

 

確実なコーポレートガバナンスができる組織にするのです。

 

英国の教育専門誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)』が本年9月2日に発表した世界大学ランキングの最新版で、東大は昨年から変わらず総合順位で36位タイとなっています。アジア内順位は昨年から一つ上げて4位でした。

 

今や、我が国の大学、東大は、世界ランク36位で、100位以内は、京大だけです。

 

もちろん、このランク付けに問題点はありますが、日本で頭が良いと思われている大学か、このレベルでは、困ります。

 

戦後、大学の運営は、国立であっても、学問の自由のため、大学の自治が尊ばれてきました。

 

その結果、学長には、ほとんど権限がなく、教授会が大学の意思決定機関となりました。

そのため、誰も責任をとらない大学運営を続けてきました。

 

企業の社長が社員の合議制で決り、経営権限がほとんどなければ、統制がとれなくなります。誰も責任をとらなければ、間違いなく経営不振になることでしょう。

 

教授たちの「いこごち」のよいのよい方針ばかり議論されて、研究が「ないかしろ」にされている現状は、我が国の大学のレベルの低下の原因のひとつと考えられます。

 

最近は、研究論文の数が、少なくなっているようです。

 

もちろん国が出す研究費が少なすぎる{OECD中最下位}ことも挙げられますが、しっかりした責任あるコーポレートガバナンスが求められます。

 

最近、日本学術会議の任命で、彼らは、騒いていますが、我が国の教育レベルの衰退の責任をどう考えているのでしょうか?

 

江戸時代は、我が国は、世界でも有数な教育大国でした。寺子屋もたくさんあり、識字率も高く、お寺には算額が掲げられていました。

その数学のレベルは高く、微分積分などの解析学を含んていました。

 

普通の町娘ても、微分積分を解いて算額をお寺に掲げています。その算額は、そのお寺に現存しています。

 

大阪の堂島の米相場では、世界初の先物取引が行われていました。西洋のオプション取引よりかなり先行しています!

 

今の一般人のレベルより高い数学の知識を持っていたのです。

 

教育水準の高さか、明治維新を支えていたのです。

 

数学というと、我々は西洋から学んだものと思いがちです。

 

確かに明治維新で「西洋数学」を取り入れましたが、それ以前に日本には和算という独自の数学がありました。

 

だからこそドイツの数学を輸入する際、いとも簡単に日本語に翻訳できたのです。

 

また、和算の発展があったから、数学のノーベル賞ともいわれるフィールズ賞を日本人は3人も受賞しているのです。

 

国別の受賞者数では、米仏ロ英に次ぐ5位で、日本はまさに世界に冠たる数学大国であり、その原点が和算なのです。

 

教育水準を世界のトップクラスにすることは、我が国の民意の底力から考えると必ず達成可能と考えます。

 

しかし、その改革は、すぐに実行しないと手遅れになります。

 

早急な対応が必要です。

 

 

喫茶去

カラヤン指揮

リヒャルト・シユトラウス

英雄の生涯

を聴く


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リヒャルト・シュトラウス交響詩英雄の生涯』 op.40

 ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン・ソロ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1974年5月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 原盤:EMI

カラヤン2度目の録音で、最盛期の名演のひとつ。複雑精緻なスコアを完璧に演奏しつくしており、カラヤンベルリン・フィル全盛期の記念すべき録音と言える。この曲の演奏史に残るだろう一枚だ。(CDジャーナル データベースより)

 

流石、全盛期のカラヤン、豪華絢爛、華麗な演奏でした。