なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼に飛来したツルシギ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。、

11月15日朝の手賀沼に、マガモの群の近くにとても小さなツルシギが、いました。

クチバシを羽に入れて休んていました。

一瞬顔を上げたのでちゃんと撮影できました。

ツルシギは、細く尖ったクチバシが特徴のシギで、大きさはハトより一回り小さい程度でとても小さなシギです。

一枚目の写真のマガモの群の中にいますがマガモと比較してもとても小さなシギと分かります。

 

写真は、冬羽のツルシギです。


冬羽はアカアシシギとよく似ていますが、アカアシシギより脚が長めでクチバシも細長い印象を受けます。
夏羽は全体が煤けたように黒くなります。こんなに黒っぽくなるシギは国内には他にいないようです。

 

ツルシギは、旅鳥で、春先に、よく見かけますが、秋はあまり見かけません。


何故か、手賀沼には、最近、秋によく立ち寄っています。


心なき身にもあはれは知られけり

   鴫立つ沢の秋の夕暮れ 西行法師

 

現代語訳

(俗世間から離れた私のような)趣を理解しない身であっても、しみじみとした趣は自然と感じられるものだなあ。鴫(しぎ)が飛び立つ沢の夕暮れよ。