なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

中沼田のタゲリ 歳末玉手箱 ケリとチュウヒ

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。
12月21日のお昼過ぎ、中沼田の田圃タゲリが飛んで来て餌を探していました。5〜6羽の群れのようです。

歳末玉手箱
ケリとチュウヒ

2016年ケリがチュウヒをモビングする珍しい場面を撮影しました。

2月、渡良瀬遊水地付近の農耕地にケリたちがいました。

彼らの上空をチュウヒが飛んでいます。

チュウヒの様子が何か変です。

ケリは、スクランブル(英語: Scramble)発進したようです。

なんと体が小さいケリがチュウヒを追いかけて攻撃してきました。

どうもケリのモビング(擬攻撃)のようです。

モビングというのは、タカ類やフクロウ類などが現れると、小鳥が群れを作ってつきまとい、それを追い払う行動をモビング(擬攻撃)と呼びます。

この行動は実際の攻撃ではなく、嫌がらせをして追い払うのが目的です。

ケリは、とても警戒心が強い鳥で、彼らのテリトリーが侵されると、単独でも追い払うモビングをしかけるようです。 特に、育雛期間は攻撃的だといわれています。

今回も小さなケリが大きなチュウヒに果敢に挑んでいます。

このチュウヒも迎撃体勢をとりますが、ケリの迫力に負けてタジタジのようです。

ついにチュウヒは逃げ出しました。

それでもケリは追撃の手を緩(ゆる)めません。

チュウヒは、やっと逃げ去ることができました。

ケリがチュウヒに「蹴り」を入れて鳧(けり)をつけました。



農耕地にいたケリたち

スクランブル(英語: Scramble)発進するケリ

ゆったり飛んでいるチュウヒ



ケリの登場

モビングするケリ



迎撃するチュウヒ

蹴りをいれるケリ

追撃するケリ



逃げ去るチュウヒ