なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

皐月の山吹

f:id:digibirds:20210501112006j:image

上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

 

5月1日神田神保町の路傍の山吹です。

皐月晴れの中、見事に咲いていました。

ヤマブキは、北海道から九州の低山や丘陵地に普通に生える落葉の低木です。美しい山吹色の花が咲くので『万葉集』にも詠まれるなど、古くから観賞されてきました。

 

「花咲きて、実はならねども、長き日(け)に、思ほゆるかも、山吹の花」

    詠み人知らず 万葉集

 

意味: 花が咲いても、実はならないけれども、長い間待ち望んだ山吹の花です。

 

喫茶去

ブレンデル ベートーヴェンピアノソナタ全集より

テンペストを聴く


f:id:digibirds:20210503121748j:image

ゆるぎない完成度と説得力にあふれた、
巨匠ブレンデル3度目のベートーヴェンソナタ全集

1992~96年デジタル録音。2008年12月を以て演奏活動からの引退を表明した巨匠ブレンデルにとって、3度目となるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集。PHILIPS盤です。
現代を代表する知性派ならではの、考え抜かれ計算され尽くした構成力、揺ぎない完成度から生まれる説得力の強さはさすが。数ある競合盤の中でも屈指の、何度聴いても新しい発見に満ち満ちたソナタ全集と言えるでしょう。

テンペストは、とてもおおらかさのあるすてきな演奏でした。

ポリーニのような深刻さは、ありません。

ブレンデルベートーヴェンピアノソナタ全集は、1回目から3回目のすべて所有しています。

どの演奏も気に入っています。