なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼公園上空を飛ぶユリカモメ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF200mm F2.8L USMを装着し手持ち撮影しました。

1月22日県立手賀沼公園上空を飛ぶユリカモメです。

大寒も過ぎた暖かい日の昼下り、冬の低い太陽が南中を過ぎる頃、ユリカモメが気持ち良さそうに大空を飛んでいました。

この時刻に西に向かって飛ぶ鳥を撮影すると逆光になります。

この写真も逆光になっています。

「名にし負はば いざこと問はむ都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」

     在原業平

意訳
「都」という名を持っているのなら、(都の事情に詳しいであろうから)さあ尋ねよう、都鳥よ。私が恋い慕う人は無事でいるのかいないのかと。

伊勢物語では「都鳥」のことを「白き鳥の嘴と脚と赤き、しぎの大きさなる、水の上に遊びつつ魚を食ふ。」と説明していて、大きさや体の特徴、水面を泳ぎながら魚を食べている事などから、この鳥はユリカモメと推定されています。

ちなみに、「都鳥=都の鳥」ということから、ユリカモメが1965年に東京都の鳥に指定されています。

お知らせ

県立手賀沼公園の一部は、3月まで工事中なので、ボート乗り場付近は入れません。

親子づれが、ユリカモメに餌をやることも、できないため、ユリカモメの数も、いつもの年と較べて少ないようです。