なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

フェンスの上のモズ

f:id:digibirds:20210307132854j:plain

f:id:digibirds:20210307163400j:plain


上の写真は、キヤノンEOS 7DマークⅡにEF 70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着し手持ち撮影しました。

3月7日、手賀沼遊歩道は、晴れ。

モズがフェンスの上にいました。

ヒョイと後ろを振り返りました。

何か、「とぼけたモズ」のように観えました。

この姿は、モズ勘定を思い出させました。

モズ勘定とは、鳩・鴫(しぎ)・百舌(もず)が15文の買い食いをして勘定をするとき、百舌は、鳩に8文、鴫に7文出させて、自分は1文も出さなかったという昔話から

勘定のとき、自分は金を出さないで他人にばかり出させようとすることを言います。

小さな体なのに肉食系で、タカのような猛禽(もうきん)扱いされたモズです。

なぜ昔の人がモズを小ずるいけちん坊に見たてたのかはよく分かりませんが、こんな「とぼけた姿」からかもしれません。