なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

稲敷市のショウドウツバメ

南茨城の田園に旅鳥のショウドウツバメがやってきました。毎年8月中旬から下旬ころ毎年群れをなして、やってきます。ツバメより少し小さいこのツバメは、北海道や東北地方などの砂粒分の多い土壁に嘴と脚で巣穴を掘って集団繁殖します。名前は、「洞で営巣…

豊穣の秋とアマサギ

黄金色の稲穂の波が豊穣の秋を約束しています。稲刈りのコンバインの音が高らかに響く時、鷺たちが飛びはねるバッタや虫を狙って押し寄せます。アマサギです。渡り鳥のこのサギは、遠い南方に渡る中継地のこの地で餌を調達していきます。収穫の秋がはじまり…

夏の海

広い、広い、どこまでも広い海。空と海とを一本の線が隔てています。ふんわりと白い雲が浮いています。昼過ぎの房総の海です。高い波が押し寄せて、寄せては返しています。波打ち際を鳥たちが波を避けながら集団で歩いています。押し寄せる波の形が鳥の一列…

浜辺を飛ぶシロチドリ

外房の青空を白い千鳥が飛んでいきます。空の青、水の青にも染まらずに飛んでいきます。猛暑の浜辺を歩くと汗が滝のように流れます。鳥になって飛んでいきたい気分です。でも、広々とした海を見ていると美しい一幅の絵のような雄大な景色に感動してしまいま…

今年生まれのトウネン?

トウネンは、成鳥でも「当年」の名前のように、今年生まれに見えるほど小さいのですが、写真の個体は、本当に今年生まれの鳥のようで、天真爛漫、無邪気な鳥で、恐れを知りません。カメラを構えているのに、どんどん近付いて平気です。こちらの方が面くらっ…

九十九里海岸のミユビシギ

残暑厳しいこの季節、秋の渡りの時期が本格的になってきています。これから外房の海岸にも多くのシギやチドリが訪れることでしょう。ミユビシギの群れが海岸を集団で動き回り、時々、少し飛んで餌場を変えてゆきます。楽しそうに見えますが、これから海を渡…

干潟のコチドリ

チドリという名前は、万葉集に25首詠まれているそうで、この時代には、すでに使われていたのですが、当時のチドリが、どの種を指しているのか分からないそうです。でも、詠まれた場所から推定すると、コチドリ、イカルチドリ、シロシドリ、ハマシギ、トウネ…

干潟のキョウジョシギ

キョウジョシギが干潟を忙しそうに歩き回って、餌さがしをしています。一生懸命です。こちらがカメラを構えていても平気です。ずいぶんあちこち歩き回ると感心してしまいます。場所を移動する時は、低空飛行して近くに移動します。閑話休題私が、サラリーマ…

白い百合

タカサゴユリかテッポウユリかよくわかりませんが、谷津干潟で白い百合を見つけたので撮影してみました。閑話休題ずいぶん昔のことですが、そのころ、深夜のFM放送で、城達也 ナレーションの番組「ジェットストリーム」がありました。午前零時にオープニン…

干潟のシロチドリ

干潟で採食しているシロチドリを見つけました。かなり警戒しているようです。こちらをちらちら見ています。撮影しながら近付くと、逃げられてしまいました。海の日差しは厳しくてあまり長くはいられません。長靴も砂や海水にとられて歩きづらいので、そうそ…

干潟のムナグロ

ダイゼンに似たムナグロも秋の渡りで干潟に到着しました。干潟の水が引いたばかりの場所を歩いて立ち止り餌を探しているようです。干潟のカニを狙っているのかもしれません。

紫色の朝顔

我が家の朝顔の中でピンクの朝顔は、いつも我が家から写真の撮りやすい方向を向いて咲いてくれていましたが、紫色の朝顔は、いつも隣家の方向から撮りやすいように咲いていました。今日、ようやく我が家の方を向いている朝顔を見つけました。やっと紫の朝顔…

ゴカイを食べるメダイチドリ

メダイチドリが干潟を歩いて立ち止りました。何かを引っ張っています。ゴカイです。頑張って引っ張り出して食べました。何事もなかったかのように、また、歩きだしました。

愛らしいトウネンたち

小さな群れのトウネンたちが干潟の水たまりのまわりを気ぜわしそうに駈けまわっています。仕草がとても愛らしくてほのぼのとした光景です。ファインダーから見ていても思わず笑みがもれてしまいます。

ダイゼン飛翔

ダイゼンが、干潟を少し歩いて立ち止り、じっと立ちつくしています。時々、嘴を突き出してゴカイなどをつまみあげます。突然飛び立って、近くの場所に移動しています。ダイゼンやムナグロは、大型のチドリですが、白黒のはっきりしたのがダイゼンです。「浦…

アジサシの群れ

空一面にアジサシが飛んでいます、大群です。白い翼が空に映えてキラキラと輝いていました。感動的な瞬間でした。干潟の浅瀬に舞い降りました。夏の暑さを忘れさせてくれる美しい光景ですね。

谷津干潟のオオソリハシシギ

秋の渡りのオオソリハシシギが谷津干潟に来ています。ソリハシシギより大分大きな体で、嘴も大きく反って脚も長いですね。干潟に嘴を突っ込んで採食しています。大型のシギがまだ来ていないので、よく目立ちます。

手賀川のオオヨシキリ幼鳥

8月になってからは、手賀川のオオヨシキリの大きな囀りの声が聞かれなくなりました。もう今年生まれたオオヨシキリの子供が飛ぶ練習をする時期になったようです。このオオヨシキリの幼鳥は、まだ、あまり遠くへは、飛べないようです。草の葉っぱと葉っぱの…

郷愁のシオカラトンボ

シオカラトンボは、日本中のどこでも見られた代表的なトンボです。家の近くでもよく見かけました。子供たちは、トンボを捕るために、笹竹に「おとり」の雄のトンボを、糸でくくりつけていました。雌のトンボが近寄ってくるのを捕えるのです。小さな子も大き…

谷津干潟のソリハシシギ

沢山いるキアシシギの群れの中に2〜3羽のソリハシシギが歩いています。このシギも足は、うすい黄色なのでキアシシギと似てますが、少し小ぶりで嘴がまっすぐでなくて反っているので区別がつきます。キアシシギは、旅鳥で春と秋に日本に飛来しますが、数は…

木陰(こかげ)のサルスベリ

サルスベリは、百日紅(ひゃくじつこう)ともいわれるように、咲いている時期がとても長いので、花の少ない今の時期に庭木として珍重されます。緑の中に咲くサルスベリは、鮮やかな色彩をはなっています。 「まぎれなき百日紅や森の中」 (正岡子規)閑話休…

谷津干潟のキアシシギ

キアシシギは、あちこちの干潟でよく見かけます。黄色の短足で忙しげに歩く姿は、とてもユーモラスです。谷津干潟に20羽くらい来ていました。飛んだり、干潟のアオサや貝殻のまわりを歩き回っています。最後の掲載写真のキアシシギは、オオメダイチドリの…

ムギワラトンボ

立秋も過ぎたので暦の上では、もう秋です。子供の頃、追いかけまわしたトンボも、都会では、あまり見かけなくなりました。沈む夕日、トンボを追っていく子供たちが、長い影を引いて家路へ帰る姿は、一幅の絵のように見えましたね。閑話休題暑い夏に涼しげな…

ハマナス

「知床の岬にハマナスの咲くころ〜♪」、.「知床旅情」の出だしで歌われている「ハマナス」が谷津干潟の路傍で咲いていました。今は、ほとんどオレンジ色の実が一杯で、花は、探してもなかなか見つけられないのですが、ようやく1つだけ見つけることができま…

カルガモの親子

カルガモの親子が隊列を組んで歩いています。子供は、11羽います。幼稚園の遠足のように見えますね。水に入ると子供たちは、我先に泳いでいきます。親は後から見守っているようです。カルガモの親子の行進は、いつ見ても微笑ましいものです。閑話休題 私は…

夏空にオナガ飛ぶ

真夏の太陽が照りつける厳しい熱風の中をものともせずにオナガが飛んでいます。3〜4羽の小さな群れが遊びながら楽しそうにに飛んでいました。閑話休題以前に購入した「ちくま学芸文庫」の「空海コレクション2」に収録されている「般若心経秘鍵」(はんにゃし…

真夏のホオジロ

真夏のお昼時、木のてっぺんでホオジロが囀っています。ホオジロの囀りは、「一筆啓上つかまつりそうろう」という聞きなしが有名ですが、ここのホオジロは、そんなふうには聞こえませんでした。でも、甲高い声でしきりに囀っていました。閑話休題暑い夏の読…

真夏の朝顔

真夏の朝顔は、早くから朝日が差しこんで、昼すぎには萎(しお)れています。元気な時の朝顔は、露を含んで艶(あで)やかに咲いています。 「 朝顔のしずかにひらく折り目かな 」 (片岡片々子)閑話休題 夏の暑い時にワルツを聴くのもいいですね。今日は、…

干潟のメダイチドリ(目大千鳥)

干潟をメダイチドリが歩いています。せわしげにチョコチョコ歩き回って採食しています。メダイチドリは、シロチドリやコチドリより少し大きくて体のわりに目が大きいので目大千鳥という名前になったようです。閑話休題 昭和40年代、FM放送が実験放送をやっ…

ムクゲ

真夏の太陽が照りつける路傍にムクゲの花が咲いています。暑さにも負けないで咲くこの花の力強さに脱帽しました。「雨はれて心すがしくなりにけり窓より見ゆる白木槿(しろむくげ)のはな」(斎藤茂吉)