なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

手賀川のミコアイサ

手賀沼にも、毎年、ミコアイサが飛来します。今日は、手賀沼から流出している手賀川に浮かんでいたミコアイサに会うことができました。オスのミコアイサが離れ離れに2羽浮かんでいます。メスは見当たりませんでした。ミコアイサは、川の中央付近で、せっせ…

久しぶりのトラツグミ

近くの公園の薄暗い雑木林の林床に、トラツグミが動めいていました。落ち葉の上を歩いたり、倒木の上に乗ったりして採食しています。トラツグミは体長29.5cmほどの大型のツグミで、ハトより少し小さいくらいの鳥です。毎年、トラツグミは、越冬するために山…

手賀沼遊歩道のアオジ

低い冬の太陽の光線が、手賀沼遊歩道に届く頃、遊歩道には、朝の散歩の人や、ランニングする人たちが現れてきます。お腹の減った早起きの鳥たちも遊歩道に出てきます。アオジが2羽遊歩道を歩きながら採食しています。朝露が降りて白くなっている草々の間に…

手賀沼上空を飛ぶ金色に輝くチュウヒ

夜来の雨も上がり、朝日が手賀沼上空を照らし始めて1時間半が経過しました。手賀沼(我孫子市鳥の博物館前)の岸辺に2メートル以上の高さの葭原が生えている場所があります。その葭原の壁がとぎれた空間に。突然、チュウヒ(英名「HARRIER」ハリアー)が飛…

シャッター音に驚くカワセミ

早朝、手賀沼に係っている、漁業用桟橋(ぎょぎょうようさんばし)の鉄パイプに、水辺の宝石、カワセミがフワッとやってきました。ここから下にいる魚を狙おうとしています。カワセミブルーの羽が朝日を浴びて翡翠色(ひすいいろ)に輝いています。獲物を狙…

秋楡の実を食べるベニマシコ

ベニマシコ(紅猿子)が、4〜5羽、秋楡(あきにれ)の木にやってきました。秋楡の白い種子を口いっぱいに頬張って食べています。 秋楡の木は、9 月頃に淡黄色の両性花(一つの花に雄しべと雌しべをもつ花)を束生(見かけ上が束のようになっているつき方を…

手賀沼のカワセミ

いつも手賀沼の下沼で見かけるカワセミです。昨日のブログ掲載のモズを撮影していると、チッと鳴き声が聞こえました。振り返ると、カワセミが枝にとまって水面をみつめています。モズの撮影をやめてカワセミを撮影しようとふりむくと、かわせみは、水に飛び…

手賀沼遊歩道の寒の鵙(かんのもず)

手賀沼遊歩道のあちこちでモズに会うことができます。もうこの時期には、縄張りも確定していて、自分の縄張りの範囲でエサを捕っているようです。このモズは、「水の館(やかた)」付近でいつも見かけます。最近は、人馴れしているのか、あまり逃げません。…

軽井沢のキセキレイ

軽井沢の山の夜が明け、ホテルの庭にシジュウカラ、ヤマガラに続いて、キセキレイがやってきました。朝の食事をするために庭の水辺に来たようです。 キセキレイは、じっとしていません。動き回ります。あっちをのぞき、こっちをのぞきと目まぐるしく動いてい…

軽井沢のシジュウカラ

夜に少し雪が降ったようで、軽井沢のホテルの庭の木立も雪の綿帽子をかぶっています。ホテルの外はマイナス6度くらいと思われます。山の朝は遅く、6時すぎにようやく明るくなります。暗闇がなくなる頃、シジュウカラたちが起きだして、温泉ホテルの前のエ…

素敵なミコアイサ(巫女秋沙)♂の写真

浅間山をはるかに臨む小諸発電所第一調整池(通称:杉の木貯水池)のミコアイサ♂です。池の氷の上で寝ていましたが、起き上がって水上を動きはじめました。風もないので、波もなく穏やかな水の上を気持ちよさそうにゆったりと泳いでいました。ミコアイサ(巫…

千曲川を飛ぶカワアイサ

我孫子野鳥を守る会主催の「佐久・軽井沢探鳥会」(2013,1,18〜1,19)に参加しました。小諸発電所第一調整池は、佐久市にあり千曲川と滑津川の合流点に位置しています。 ここから探鳥の開始です。風もなく、穏やかな、暖かさにつつまれ、雄大な雪をかぶった浅…

春を待つホオジロ

冬になると、アチコチで葉を落とした木のてっぺんに、とまっているホオジロをよくみかけます。その枝をよく見ると、まだ固い若い芽が、春に備えてひっそりと顔を出しています。 そんな時「早春賦」の歌を思い出します。 ♪「春は名のみの 風の寒さや〜」とま…

精悍なトビ

利根川下流域の冬空を悠然と飛翔するトビの雄姿です。トビはカラスにさえ小馬鹿にされている猛禽類です。でも、トビが狩りをする場面を手賀川の千間橋付近でよく見かけますが、タカのミサゴも驚くほど上手に魚を捕らえていますし、中沼田の田んぼ付近で、野…

手賀沼上沼湖畔のオオジュリン

手賀沼上沼湖畔の葭原に5〜6羽のオオジュリンの群れが、移動しながら採食していました。オオジュリンは、葦などの茎に縦に止まり、葉の鞘を剥がして、中にいる昆虫類を捕食します。葦の茎をクチバシで割るパチ・パチというお馴染みの音を響かせながら、夢中…

田園の貴婦人タゲリ

最近、タゲリをアチコチで見かけます。早朝の野田市江川地区の、氷が張った冷たい風が吹きぬける田園に、タゲリが1羽降り立ちました。(写真上から3枚目まで)水を飲みたいようですが氷のため飲めません。氷が解けて水が飲めそうな場所を探していましたが…

手賀沼湖畔のエナガ

手賀沼湖畔にシジュウカラの混群がやってきました。その中にエナガが2〜3羽まじっていました。エナガは枝から枝に休みなく動き回り、とても忙しそうです。エナガは、長い尾を入れれば、スズメと同じ大きさですが、尾がとても長いので、体はスズメよりかな…

ミコアイサ連隊の離合集散

ミコアイサの群れの中でオス同士が何か会議をするように池の上に集まりました。3羽で会議しているように見えましたが、そのうち、メスたちも集まってきました。メスに聞かれてまずいことがあったのかオスたちは、そしらぬ顔で通り過ぎました。オス・メス一…

ミコアイサ連隊、華やかに飛ぶオスとメス

ミコアイサの群れが連隊を組んで飛んでいました。オスは雄だけ、メスは雌だけ集まって飛んでいました。飛ぶのにお互いに示し合わせているのでしょうか?アイサの中でも一番小さな(全長42cm)ミコアイサですが、小さな翼を広げて連隊で飛ぶと、あたりが華や…

農耕地のタヒバリ

田圃の中をタヒバリが動き回っていました。尾っぽをふりふりセキレイのように歩いていました。ヒバリはヒバリ科なのですが、タヒバリはセキレイ科なので、似ていて当然かもしれません。タヒバリは、田雲雀(たひばり)、畦雲雀(あぜひばり)、溝雲雀(みぞ…

冬晴れの空に舞うノスリ

1月10日は、今年一番の冷え込みで、野原を渡る風は、強烈で、長く歩いていると手も悴んでしまいます。そんな中でも、ノスリに2度会えました1度目は、野田市江川地区の雑木林で、右わきの木立から突然飛び出したノスリでしたが、撮影が間に合いませんで…

ミコアイサと飛ぶユリカモメ

いよいよ本格的な冬になってまいりました。冷たい風が身に沁みます。この池の湖水も風にあおられて波打っています。ミコアイサの群れが、東に向かって移動しています。オスもメスもいます。進んでいく先にユリカモメが浮かんでいます。ユリカモメの2羽が上…

新春に飛ぶチュウヒ

利根川の河川敷の枯れ木にチュウヒがとまっていました。このチュウヒは、朝早くからエサを探して飛び回ったので、疲れて休んでいたんでしょうね。しばらくは、動かないようです。と思っていたら、休んでいたチュウヒが、突然、飛び出しました。狩りの再開で…

新春に舞うミサゴ

穏やかに明けた新春の朝、ミサゴが白い翼を広げ、華やかに上空を舞っています。ここ坂東太郎・利根川は、魚が豊富なのでしょうか、2〜3羽のミサゴが旋回しています。まさに、新年を祝うがごとく、「ミサゴの舞」の競演です。そのうちの1羽がこちらに近づ…

新春のベニマシコ

1月6日は、冬晴れでしたが、風が強くて、とても冷たい1日でした。枯草にベニマシコのメスがとまりました。キョロキョロあたりを見わたしていますが、風が強くて草が揺れに揺れて、身体が吹き飛ばされそうになっています。足をふんばって、草の揺れに器用…

新春のヨシガモ

オスのヨシガモが池に浮かんでいました。こちらの岸から反対側にむかってかなりのスピードで泳いでいます。どんどん遠ざかっていきます。 このままだとお尻姿のヨシガモしか撮れません。ヨシガモが進んでいるのが、幸いにも、池の西の端だったので、私も西岸…

新春のハジロカイツブリ

正月三が日に撮ったハジロカイツブリです。ハジロカイツブリは、頭が黒く目が赤く首から下は白黒なので、赤白黒のおめでたそうな色の水鳥のように思います。このカイツブリも神の池の神之池(ごうのいけ)にいました、写真を撮ろうとカメラを構えると、すぐ…

新春に飛ぶミコアイサ

新春(1月3日)の曇り空、茨城県神栖市の神之池(ごうのいけ)では、雨もポツリ、ポツリと降り出しました。あたりはかなり暗くなってきました。そんな暗い池の上を、ミコアイサが、低空を飛んで池の端に着水しました。オスもメスもいます。この神之池周辺…

手賀沼の「初日の出」

2014年は、平穏な、風もない上天気で明けました。漆黒の闇につつまれた手賀沼大橋から撮影した「初日の出」です。農耕民族であった日本人は、古来より太陽を敬っていて、年の神様(歳神様)は、日の出とともにやってくると考えられていたため、「初日の…

雑木林のジョウビタキ

冬晴れの雑木林にジョウビタキのオスがいました。低木の茂みから、時々姿を現しますが、こちらを警戒しているのか、すぐに、引っ込んでしまいます。 茂みの中からこちらを見ているようです。やっと1枚撮影できました。 「鶲(ひたき)来て 色つくりたる 枯…