なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

我孫子駅前の梅林のメジロ

「北の風 かすかに吹きて 椿の葉(つばきのは)枇杷の葉(びわのは)光り 繡眼兒(めじろ)よく啼(な)く」 (若山牧水 山桜の歌) この梅林は以前はもう少し大きな梅林でしたが、梅の木を伐採して畑にしたので残りの梅の木だけになってしまいました。それ…

渡良瀬遊水地のモズと以前撮った八ヶ岳山麓のオオモズ

渡良瀬遊水地に噂のオオモズの撮影に出かけたのですが、オオモズは出て来ませんでした。オオモズは最近は出ていないようです。近くに普通のモズがいましたのでとりあえず撮影してきました。オオモズの撮影予定が果たせなかったので、ご参考までに昨年、八ヶ…

渡良瀬遊水地no

冬晴れの

渡良瀬遊水地を飛ぶチュウヒ

冬晴れの渡良瀬遊水地の葭原(よしはら)の上をはるかにチュウヒが飛んでいきます。この日は猛禽が近くを飛ばなくて、双眼鏡でかろうじて猛禽の種類が分かるほど遠くを飛んでいました。ハイイイロチュウヒのメスは何度もみかけましたし、ノスリ、ミサゴ、コ…

嵯峨塩深沢林道のコガラ

嵯峨塩深沢林道の雪の林に2羽のコガラが現れました。コガラは、他のカラ類シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラに比べて、あまり季節移動はしないようです。まれに平地で見かけることもあるとのことですが、私は平地で見かけたことはありません。 コガラたちはエ…

嵯峨塩深沢林道のハンノキの花穂にむらがるマヒワたち

その時、嵯峨塩深沢林道のハンノキは雪に覆われていました。 あたりは一面の雪に覆われ、小鳥たちのエサになる木の実草の実を隠しています。マヒワの群れがあわただじく雪の積もったハンノキに集まりました。 ハンノキの花穂に体ごとぶつかり雪を蹴散らしな…

雪の嵯峨塩深沢林道のオオマシコ(その2)

雪の嵯峨塩深沢林道のオオマシコ(その1)のつづきです。枝から飛んだオオマシコは、地上の雪の上に降り立ちました。積雪の上でも食べ物を探そうとしているようです。オオマシコは、千メートル程度の高い山で越冬することが多く、ベニマシコのように里山で越…

何かを叫びながら飛び立って行くコガモ♂

2月21日の渡良瀬遊水地は、日当たりのよい、温かい春を思わせる1日となりました。 遊水地内を流れる川面をコガモの集団が泳いでいました。 オスのコガモに元気なカモもいて、飛んだり跳ねたりして楽しそうに採食していました。そのうち1羽のコガモのオスがデ…

草の上で採食するシメ

ふと見ると、渡良瀬遊水地の駐車場近くの草の上にシメがいます。 エサをあさっているようです。夢中になって採食しています。 人の気配を感じたのか? こちらをちらっと見ました。 危険を感じたようで、すぐに飛び去ってしまいました。昔は、以下の歌で詠(…

雪の嵯峨塩深沢林道のオオマシコ(その1)

国道20号線から嵯峨塩鉱泉を通り大菩薩峠の登山口に至る道路の中間地点に嵯峨塩・深沢林道の入り口があります。その入口から 源次郎岳登山口に至る道路は、オオマシコなどの探鳥地として有名です。2月19日朝、嵯峨塩深沢林道入り口付近は、20センチくら…

ミコアイサのつがいとヨシガモ♂の3ショット

求愛のディスプレーでつがいになったばかりのミコアイサのつがいに、なんの気遣いもなくヨシガモのオスが近づいて行きます。ミコアイサのオスも綺麗(きれい)ですしヨシガモのオスも綺麗なので、絶好(ぜっこう)の組み合わせです。ヨシガモは、このミコア…

渡良瀬遊水地の綺麗なヨシガモ

砂塵(さじん)舞う渡良瀬遊水地の小さな池に、他のカモたちに混じってヨシガモのオスがいました。ヨシガモは、昼間は安全のために他のカモに混じって寝ている場合が多いのです。ヨシガモは、夕方から行動を始め、夜間から早朝にかけて水田、湿地などでエサ…

渡良瀬遊水地のトラフズク

2月15日、渡良瀬遊水地は強風の吹く冷たい1日となりました。渡良瀬遊水地周辺には、以前からトラフズクがいることが知られていましたが、その行動はよくわかっていなかったそうです。そこで、このトラフズクの行動を知るために、足輪の調査が行われ、こ…

ミコアイサの求愛ディスプレー

2月15日強風が渡良瀬遊水地を吹き抜けていきます。 乾燥化の進んでいる渡良瀬遊水地は、風が砂を巻き上げて、まるで砂嵐の様相を呈しています。 鴨達のいる小さな池は、その砂の影響か?茶色に変色しています。そんな環境でも、ミコアイサの求愛ディスプ…

春まだ遠い井頭公園のコゲラ

2月14日バレンタインの建国記念日、寒い朝でしたが、昼には春めいて来ました。でも。井頭公園の水たまりは、朝、張っていた氷が昼を過ぎてもまだ残っています。蝋梅(ろうばい)は黄色の花を咲かせ、春を告げていますが、春は、まだ遠いようです。冬は食…

残り少ないアキニレの実を食べるベニマシコ

昨日掲載のベニマシコたちは、残り少なくなったアキニレの実を惜しむように食べていました。ベニマシコは、一箇所に長居しないで、採食しながら移動する鳥なので、この周辺のあちこちに餌場を持っているので、この日のうちに食べつくすことは無いかもしれま…

アキニレの実を食べるために羽ばたくベニマシコ

晩秋に熟れてたわわに実っていた木の実も、2月になると風に飛ばされたり、小鳥たちに食べられたりして、残り少なくなってきます。秋、たわわに実っていた渡良瀬遊水地のアキニレ(秋楡)の実も、木枯らしに吹き飛ばされたり、小鳥に食べつくされ、もはや、…

渡良瀬遊水地を舞う葭原の鷹チュウヒ

2月11日建国記念日は、昨日までの真冬の寒さから一変して,風もなく穏やかな、「3月中旬の春」を思わせる好天気になりました。ここ渡良瀬遊水地の葭原(よしはら)の上空をチュウヒが気持ちよさそうに舞っていました。 左から右に、右から左にUターンしな…

葦のなかのジョウビタキとメジロ

葦の中で動いている小鳥がいました。よく見るとジョウビタキのメスです。あちこちの葦の茎にとまりながら採食しているようです。葦の茎が茂っているので全身がなかなか見えません。全身が見える時を逃さないようにジョウビタキをファインダーで追いかけてい…

五本松公園のシロハラ

五本松公園(我孫子市)脇の道の真ん中にシロハラが出てきました。立ち止まって警戒しているようです。路上を歩いてきた人影を気にしているのでしょうか?道の左端にある落ち葉の下のエサを狙っているのかもしれません。道の真中から落ち葉の近くまでぴょん…

舞い降りるタゲリ

印旛沼周辺の田んぼの上空をタゲリの群れが飛んでいました。遠くに飛んでいってしまうと思っていたのですが、ふと見ると近くの田圃に舞い降りてきました。タゲリは目立ちやすい鳥のように見えますが、田んぼに降りると土と同化してまぎれてめだたなくなって…

メスを追いかけるオスのマガモ

オスのマガモがメスのマガモを追いかけていました。メスは、逃げまわっています。ついに逃げ切ったようです。 マガモは、アジア、ヨーロッパ、北アメリカの水がきれいな場所であればどこにでも生息していてとても広い分布域をもっているそうです。「鴨の味」…

印旛沼上空を雲霞の如く飛ぶカモの群れ

印旛沼上空を雲霞の如く(うんかのごとく)鳥が飛んでいます。その鳥達の群れは一群となって、あたりをランダムに右往左往(うおうさおう)しています。何かを恐れて逃げ惑っているように見えます。すざまじい数の鳥は、いろんな種類のカモ群れのようです。…

白鳥のダイナミックな水浴び

冬は、吹きさらしの手賀沼ですが 、低く差し込む温かく柔らかな斜光は、いっぱい沼にふりそそぎます。こんな寒い冬でも手賀沼のコブハクチョウは、身体(からだ)の「お手入れ」を欠かしません。寒気を吹きとばすような鋭いゴーというような音を立て、あたり…

残雪の林の中のアオジ

節分(せつぶん)も過ぎ、もう暦の上では立春(りっしゅん)なのですが、まだまだ寒さはつづきそうです。 古人は立春に一首(いっしゅ)詠(よ)んでいます。春たちける日よめる「袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ」 (紀貫之 き…

井頭公園のカワセミ

井頭公園にもカワセミがいました。木の枝からその下の池の魚を狙っています。なかなか飛び込みません。 魚がやってくるのを辛抱強く待っています。カワセミが飛び込む瞬間を撮影したいのですが、今回は時間の余裕が無いため、カワセミに付き合っていられませ…

水元公園の冬のメジロと春を呼ぶメジロとウグイス

♪春は名のみの〜早春賦(そうしゅんふ)の歌詞(かし)を思い出すような冷たい風が吹く水元公園!枯れた草むらにメジロが動き回っています。そろそろ梅のたよりも聞こえてくる頃になっているのに、まだここは寒々とした冬景色!それでもメジロは元気いっぱい…

メスのマガモの見事な羽ばたきを無視するオスのマガモたち

井頭公園には多くののマガモが越冬しています。そのうちの鄯羽のマガモが急に立ち上がりました。羽をばたつかせています。カモはマガモにかぎらずオスがきれいなのでメスはああまり撮影しないのですが、このマガモのメスの羽ばたく姿は、勇壮できれいな模様…

井頭公園の残雪の中の蝋梅とルリビタキ

1月30日は関東地方でも雪が積もりました。その翌日の井頭公園は、駐車場や遊歩道は昨日の残雪は跡形もありませんでしたが、それでも公園の林の中はまだ残雪のある場所もありました。このブログで1月15日掲載したルリビタキ♂がいた蝋梅(ろうばい)は、…