なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

東雲色に染まる乗鞍高原の朝とジョウビタキ

乗鞍高原は、乗鞍岳の東山麓に広がる標高1200m〜1500mの高原で,乗鞍岳中腹から自然湧出する温泉を引湯した100軒ほどの宿が点在し乗鞍高原温泉郷を形成しています。乗鞍高原温泉付近の朝まだき、白樺林の上の空は,東雲色(しののめいろ)に染まり、鳥たちも動…

ハイマツの上のカヤクグリ

乗鞍岳・畳平のハイマツの上にカヤクグリが現れました。カヤクグリは日本固有種の鳥で、世界中で日本にしか住んでいない鳥だそうです。スズメぐらいの大きさの鳥で、冬は低地に移動しますが、それ以外は、高山で過ごすようです。遠くのハイマツの上にいたカ…

乗鞍山頂・畳平のホシガラ4

昨日のブログの続きです。ナナカマドの実を食べていたホシガラスは、ハイマツ帯の方向に飛び去り、一旦姿を消しましたが、突然、ハイマツ帯の真ん中から顔を出しました。顔を出したホシガラスは、あたりを見回していましたが、すぐに、飛び去って、さらに遠…

乗鞍山頂・畳平のホシガラス3

昨日のブログの続きです。先ほど,松ぼっくりを落としたホシガラスは、ハイマツ帯の中にある白い倒木のある空き地に降り立ちました。ここで、何かクチバシを下にしてかがみこんでいます。どうもこのホシガラスは松ぼっくりを「うっかり」落っことしたのではな…

乗鞍山頂・畳平のホシガラス2

乗鞍岳は、北アルプスの南端に位置し剣ケ峰(標高3026M)を主峰とする山で、その山頂駐車場のある畳平(たたみだいら)は、標高2702Mであり、麓(ふもと)の駐車場より標高差1500Mもある高地に位置しています。畳平付近の年間平均気温は12度で、気圧や酸素濃…

乗鞍山頂・畳平のホシガラス1

乗鞍岳(のりくらだけ)は、低山帯(標高1500Mまで)亜高山帯(標高2400Mまで)とその上のハイマツがおおう高山帯よりなっています。そのハイマツの実を食べにホシガラスがやってきます。今日も乗鞍山頂・畳平(のりくらさんちょう・たたみだいら)の広大なハ…

赤とんぼ

手賀沼遊歩道脇の棹(さお)に赤とんぼがとまっています。赤とんぼの代表アキアカネのようです。秋の高い青空と赤とんぼ!いよいよ秋ですねぇ〜! 「生きて仰ぐ 空の高さよ 赤蜻蛉(あかとんぼ)」 (夏目漱石) この俳句は、夏目漱石が、明治43年8月24…

手賀沼遊歩道のモズ

キチキチ、キチキチと甲高い鳴き声が聞こえます。モズの高鳴きです。手賀沼遊歩道にモズが帰ってきました。いよいよ秋も本格的になってきました。まだ、やってきたばかりなのでモズも落ち着きがありません。木のてっぺんにとまっても、すぐに飛んでいってし…

秋の空

このお彼岸の大型連休は晴れの日が続いています。天が高く、気持ちのいい「秋晴れ」となっています。でも一般に秋の空は、大気の状態が不安定なため、 移動性高気圧が日本の上空にある時だけ「秋晴れ・日本晴れ」となって、それが 移動してしまうとすぐ天気…

お彼岸の彼岸花

秋のお彼岸は、上天気になりました。利根川中流域の堤防の土手を彼岸花が埋めつくしていました。秋の高い青空の下で、赤い彼岸花たちが、すっくと立って秋の日差しをあびて輝いていました。 「つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」 (山口誓子…

垂れ下がる稲穂

いよいよ、秋も深まり、刈り入れ時となり「収穫の秋」を迎えています。我が家の近くの「田んぼ」は、風水害に見舞われなくて稲がたわわに熟れています。関東東北豪雨によって流された水田のことを考えると、「ありがたさ」が身にしみます。 「稲の香に むせ…

手賀沼遊歩道のシジュウカラ

手賀沼遊歩道の並木に小さな鳥が2〜3羽飛びまわっています。シジュウカラのようです。せわしなく動き回ってジットしていません。あちこち動き回って、サーと飛び去っていきました。お腹(なか)の黒いネクタイが印象的でした。ネクタイがお尻(しり)まで…

秋のキタテハ

オレンジ色のコスモスにキタテハが、やってきました。キタテハは、色地に黒い紋があるタテハチョウで、初夏から真夏にかけて現れる、地色が黄色っぽい「夏型」と、秋に現れてそのまま越冬する、地色がオレンジっぽい「秋型」があるそうです。この蝶はオレン…

秋の露草

手賀沼遊歩道にツユクサが咲いていました。ツユクサは、梅雨のころから9月ころまで咲いていますが、青色が深く美しくなるのは秋のようで、俳句の季語では、秋の花だそうです。ツユクサの茎は地上をはっていて、地上に近い場所でいっぱい咲いているのをよく…

コスモス畑の2頭のキアゲハ

手賀沼遊歩道脇の畑にオレンジ色のコスモスが咲いていました。このオレンジ色のコスモスは、8月初旬にもたくさんの花が咲いていて、キアゲハたちの吸蜜(きゅうみつ)する場所となっていたのですが、今でもずっと咲き続けているので、ますます蝶たちの大事な…

稲穂を食べるコブハクチョウ

手賀沼遊歩道脇の田んぼも「稔りの秋」を迎えています。稲穂も頭(こうべ)をたれ、もう収穫を待つばかりです。手賀沼で今年生まれたコブハクチョウの子供たちが、親につれられて収穫前の田んぼにやってきました。何をするのかと思ったら、稲穂を食べ始めま…

道端に咲く彼岸花

柏市の布施弁天(ふせべんてん)の道端に、彼岸花(ひがんばな)が咲いていました。毎年、秋のお彼岸に近づく頃に咲く彼岸花,別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)! 「まんじゅしゃげ あつけらかんと 道の端」 (夏目漱石) この赤い花は、あたりの緑と補色対比…

ノシメトンボと秋の空

手賀沼遊歩道の並木のこずえに熨斗目蜻蛉(のしめとんぼ)、がとまっています。ノシメトンボは、あまり赤くならない赤とんぼです。特に、そのメスはあまり赤くなりません。それでも、ノシメトンボは、赤とんぼの仲間では、いちばん大きなとんぼです。下から…

コスモスの花

9月10日、茨城県内を流れる利根川水系の鬼怒川は、10日午前6時すぎに常総市の若宮戸付近で堤防から水があふれ、午後0時50分ごろには、常総市の新石下付近で堤防が決壊して氾濫しました。多くの家が流され、さらに6500世帯が、浸水するという大洪水…

青い毬栗(いがぐり)

畑の片隅(かたすみ)に小さな木が立っています。この畑の横の道をよく通るのですが、普段、この木を気にしたことはありません。でも、今回、青い毬栗(いがぐり)がたわわに実のっているのを見て、栗の木だったと気付きました。 小さな木にもかかわらず、枝…

虚空に飛ぶか?木の上のチュウサギ

昨日掲載のコスモス畑にいたチュウサギは、手賀沼遊歩道の木の上にとまりました。チュウサギも羽を広げると、とても大きな鳥のように見えます。こずえにとまったチュウサギは、大空を眺めています。秋の空なのにどんよりした雲に覆われた大空です。そんなこ…

コスモス畑のチュウサギ

手賀沼遊歩道脇の、赤や白の花が咲くコスモス畑に、チュウサギが、1羽佇(たたず)んでいました。どんどんコスモス畑の中に入っていきます。でも,何もいなかったのか。すぐに近くの道に出てきました。突然、羽を広げたと思ったら、すぐに飛び去って行ってし…

エサを探し歩くアマサギ

刈田にアマサギが舞い降りました。でもそこにはすでに多くの仲間が先着しています。先着したサギたちは、エサのいそうな場所をすでに確保しているようです。出遅れたこのアマサギは、仲間のいない場所に移動しながらエサを探します。なかなかエサは見つから…

刈田に舞い降りてトラクターに近づくアマサギとチュウサギ

群れて飛んでいたアマサギとチュウサギの混群は、ばらばらになってトラクターが稲刈りをしているそばの刈田に舞い降り始めました。チュウサギもアマサギも続々着地しています。それぞれの降りた場所で、仲間の着地する姿を見ています。降りたアマサギやダイ…

飛翔するアマサギ・チュウサギの混群

今、我孫子市周辺の田んぼは「稔りの秋」を迎えています。夏鳥のアマサギやチュウサギも越冬地に旅立つ準備をはじめたようです。アマサギ・チュウサギの混群が、刈り入れ中の田んぼにやってきました。50〜60羽の混群が飛んでいます。なかなか壮観(そうかん…

桜の葉っぱの上の毛虫を捕らえて、口にくわえて飛ぶツツドリ

桜の大木の葉陰にツツドリが休んでいます。突然(とつぜん)、葉っぱの上の毛虫に突進(とっしん)し、瞬時(しゅんじ)にクチバシに咥(くわ)え、桜の葉陰を羽ばたきながら飛び去っていきました。ただ、休んでいるかと思っていたら、葉っぱの上にいる毛虫を…

桜の木の間を飛翔するツツドリ

この桜の疎林(そりん)には6〜7羽のツツドリがきているようです。桜につくエサの毛虫を探して、広い餌場をツツドリたちが、縦横(じゅうおう)に動き回ります。エサが見つからなければ、すぐに移動します。もう食べつくしてしまったのか。先週より落ち着…

利根川土手上空を飛ぶツツドリ

利根川の土手の上空をツツドリが飛んでいます。遠くから見ているとツバメのように直線的に飛んでいきます。利根川を堤防で分離した河川敷に桜の疎林が続いています。この河川敷は川に沿っているため細長い桜の林になっています。その縦長の餌場(えさば)を…

桜の枝で鳴き、羽を広げて飛びたつツツドリ

ツツドリが、手賀沼湖畔(てがぬまこはん)の桜の木で休んでいました。この桜の大木はツツドリの休憩場所であり、餌場(えさば)でもあるようです。ツツドリは、何かを感じて一声(ひとこえ)鳴いて、飛び去っていきました。飛び去るツツドリは、羽を広げ、…

様子をうかがうホトトギスと迎え撃つツツドリ

手賀沼周辺の、さほど大きくない桜の木に、ヒヨドリくらいの鳥がとまりました。ヒヨドリとは、姿が違うので、カメラのファインダー越(ご)しに見てみるとカッコウやツツドリに似ています。ホホトギスのようです。ホトトギスは、枝にとまりながら、少し離れ…