なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2015-01-01から1年間の記事一覧

雨の中の北新田の鳥たち(モズ・チュウヒ・コサギ・アオサギ・ココガモ・オオバン)

11月23日朝、我孫子市は雨でした。そんな雨の中、取手市と我孫子市の間を流れる利根川堤防の我孫子側にある北新田を歩いてみました。激しい雨に濡れながらモズが寒そうに木にとまっています。水路にいる鳥たち(コサギ、コガモ、オオバン)も寒そうに雨…

初冬に咲く皇帝ダリア

11月になると我孫子周辺のあちこちで皇帝ダリアを見かけます。ダリア属の植物は、メキシコから中米に27種が分布しているそうで、茎が木質化する3種がツリーダリアと呼ばれているとのことです。皇帝ダリアは、このツリーダリアのなかでも特に茎が太くな…

雨の手賀沼上空を飛ぶチュウヒ

11月23日午後、手賀沼付近の天気は小雨が降っていました。雲の彼方から、ゆっくりと滑空してくる猛禽を見つけました。靄のかかったようなうすねずみ色の空を滑るように通り過ぎていきます。冬のヨシ原の王者チュウヒのようです。チュウヒは、絶滅危惧IB…

蕪栗沼のヘラサギ

ヘラサギは、サギ科ではなくトキ科の鳥で、本来は中国大陸に住み日本にはいない鳥とのことです。日本では数少ない冬鳥として北海道から南西諸島まで各地で記録があるそうです。記録は、10月から翌年の1月までが多いそうです。 ヘラサギは何故サギ科でない…

水田に舞い降りるマガンたちと水田のハクガン親子とシジュウカラガンの群れ

宮城県北部は日本のマガンの飛来数の8割以上がこの地に集まってくるそうです。11月21日のお昼時、蕪栗沼周辺の水田上空をマガンの群れが飛んでいます。夜が明けるとマガンたちの群れは、伊豆沼や蕪栗沼のねぐらから蕪栗沼遊水地周辺の水田で落穂や雑草…

蕪栗沼の落雁

宮城県北部には、3つのラムサール条約湿地があるようです。ラムサール条約というのは湿地を国際的に保全し次世代につなげていくための条約です。この蕪栗沼(かぶくりぬま)・周辺水田423haは、2005年にラムサール条約湿地に登録されていてマガン・オオヒシ…

月に雁

「月に雁」は、古来多くの日本人に愛されたテーマのようです。有名な浮世絵に歌川広重作「月に雁」があります。この絵は、縦39cm、横13cm。短冊型の多色刷り木版画で、1949年に切手の 図柄にもなっている作品です。上空から眺めるような幾重にも盛り上がった…

早朝に飛び立つマガンの大群ー伊豆沼

鳥獣保護区1455haの宮城県の伊豆沼・内沼は、マガンをはじめ、たくさんのガンが越冬する湖沼です。飛来数は年々増える傾向で、平成27年11月20日には13万7千羽を数えているそうです。伊豆沼・内沼をねぐらにしたマガンの大群は朝、日の出とともにいっ…

マガンと一緒に行動するハクガンin伊豆沼

11月22日の伊豆沼のハクガンです。伊豆沼は、宮城県にあり、白鳥やガン類の飛来数全国一で、昭和60年ラムサール条約指定登録湿地渡鳥(白鳥やガン)の生息地として世界的に有名であり、特にガンは日本に飛来する7割をしめるそうです。1967年、国…

小春日和の手賀沼の鳥たち

手賀沼には,いろんな鳥たちがやってきます。いつもいる鳥もいれば、たまにしか見れない鳥もいます。11月の小春日和に撮影した手賀沼の鳥たちを以下に掲載します。これから手賀沼に多くの冬鳥が飛来しますので楽しみです。手賀沼付近でチュウヒ、アリスイ、タ…

羽ばたく手賀沼のコブハクチョウ

手賀沼のあちらこちらでコブハクチョウを見かけます。手賀沼の下沼の岸辺に3羽のコブハクチョウがのんびり休んでいました。そのうちの1羽が水浴びを始めました。水浴びが終わったら羽を乾かすために大きく何度も羽ばたきました。残りの2羽は、別に驚きもし…

一斉に飛び立つ手賀沼公園のコブハクチョウ

手賀沼では、あちこちでコブハクチョウをみかけます。手賀沼公園にいるコブハクチョウの中に今年生まれた6羽の子供のコブハクチョウたちもいて、彼らはボート乗り場の縁の下やそのまわりの岸辺をねぐらにしています。朝起きるとこの子供のコブハクチョウた…

戻ってきたユリカモメ でにぎわう手賀沼公園

例年より3週間ほど遅れてやっと手賀沼公園にユリカモメの群れがやってきました。40羽〜50羽はいるようです。公園の杭の上やボートの上で休んでいます。パンくずなどをくれそうな人がくると一斉に飛び立ちます。ユリカモメの乱舞が展開されます。公園に…

手賀沼遊歩道のオオカワラヒワ

手賀沼遊歩道を歩いていたら遊歩道の並木に4羽の鳥が飛んできました。カワラヒワのようですが、すこし感じが違います。私は撮影した鳥は、カワラヒワと思っていましたが、カワラヒワの亜種にオオカワラヒワがあり、「最近手賀沼遊歩道でも見られている」と…

小春日和に軽やかに飛ぶエナガ

尾崎喜八「美しき視野」秋の林にて(一九四七年)より と、突然、森のむこうの奥の方が何となくざわついて来たのに私は気がついた。それは人声でもなく、急に吹き起った風の音でもなく、経験ある耳ならば直ちにそれと理解する小烏の群の接近の音であって、フ…

山茶花

手賀沼遊歩道周辺にサザンカの垣根がありました。10月ころから咲き始め、すでに花びらが地に落ち始めています。このサザンカの花期は長く1月下旬ころまで咲いているようです。現在、見事に咲いている花を選んで撮影してみました。 「山茶花(さざんか)の…

雨の手賀沼で漁をするカンムリカイツブリ

11月14日,手賀沼は雨になりました。手賀沼の下沼の暗い湖面の上にカンムリカイツブリが浮かんでいました。冬鳥のカンムリカイツブリが今年も手賀沼に来てくれました。何羽も浮かんでいます。カンムリカイツブリは、ずいぶん前から手賀沼に来ているようで…

水に飛び込むユリカモメ

11月13日、手賀沼公園の杭にとまるユリカモメは1羽だけでした。杭にとまっていたユリカモメが突然、飛び立ち,水の中に頭を突っ込んでいます。杭の上から目ざとく小魚でも見つけたのでしょうか?ユリカモメは、水面上にひらひらと舞い降り水上から小魚な…

飛んできて杭にとまる手賀沼公園のユリカモメ

雨の日の手賀沼公園は人影もなくひっそりとしずまりかえっています。この時期には、この公園のどの杭にもとまっているユリカモメは、1羽もいません。今年はどうしたことでしょう?ても、雨がやんだら手賀沼の中央付近から1羽のユリカモメが飛んできました。…

手賀沼公園のオオバンのダンス

11月10日の朝、手賀沼公園は小雨が降っていました。お昼ころ小雨が一時的にやみました。それまで雨に濡れていた公園内のオオバンたちの1羽が突然踊りだしました。雨がやんだのを喜んでいるのでしょうか?とても楽しそうに羽をばたつかせながら踊っていま…

荒川河川敷で草を食べるハクガン

荒川河川敷に飛来した3羽のハクガンの幼鳥たちはいつも一緒に行動しています。川から岸辺に舞い降りたハクガンたちは3羽で何か相談しているようでしたが、それぞれ下に生えているシロツメグサなどの草を食べ始めました。そのうちの1羽がこちらにどんどん近…

荒川を飛び立って河川敷に戻るハクガン

荒川の水でのどを潤したハクガンたちは一斉に飛び立って、また河川敷に舞い降りました。今度も3羽集まって仲良く草を食べ始めました。荒川の河川敷はまだ草はたくさん生えているので、川沿いの草はハクガンたちの当分の間の餌になることができそうです。ハ…

荒川の水を飲むハクガン

荒川河川敷の岸辺の1羽のハクガンの叫びと羽ばたきは、仲間の2羽のハクガンに伝わり、 仲良しの3羽は一斉に飛び立ちました。どこに行くのかと見ていたら、すぐに戻ってきて3羽とも荒川の水面に降りました。ハクガンたちは、泳ぎながらそれぞれ水にクチバ…

荒川河川敷で羽ばたくハクガン

荒川河川敷には青々としたシロツメグサなどが生えています。ハクガンはこれらの草が好物のようで頻(しき)りに食べ続けます。食べると一息つきたくなるのか、3羽のうちの1羽が羽ばたきはじめました。他のハクガンは、まだ食べ続けています。羽ばたいたハク…

荒川を飛びまわる珍客のハクガン

首都圏に52年ぶりとなる珍客のハクガン3羽!1800年代後半までは、東京湾に飛来する普通の冬鳥だったハクガンは1940年代頃には「群れとしてのハクガン」の飛来は途絶えてしまったそうです。東京新聞によれば、「山階鳥類研究所の茂田良光さんの話では「東…

紅葉と湖水上のコブハクチョウ

疎林の中にある湖の岸辺のモミジも一段と赤く輝きを増してまいりました。その湖面に1羽のコブハクチョウがゆったりと泳いできました。岸辺の赤く紅葉したモミジと暗い湖面にぽっかり浮かぶコブハクチョウの白い姿は一幅の日本画を思わせる美しい風景です。…

オオタカの飛び去った池にやってきたカワセミ

オオタカがキンクロハジロを脚の爪につかんで飛び去った後、しばらくは、この池に鳥は姿を見せませんでしたが、まっさきに現れたのは、オスのカワセミです。この池は、カワセミがいつも魚を採る餌場(えさば)なのです。でも、今日はすぐに水面を見ないで、…

池のキンクロハジロを捕らえ、脚の指でつかんで飛ぶオオタカ

秋が深まってくると葛西臨海公園の池にいろんな種類の冬鳥のカモが飛来します。この公園にいるオオタカは秋にやってくるカモたちの飛来を心待ちにしているのでしょう。11月3日、朝、公園の大きな淡水池でカモをしとめたオオタカ(若鳥)は、その池から少し…

綺麗になった雄のコガモ

秋もだんだん深まって湖畔の紅葉も赤く色づいてまいりました。その紅葉の下をスィーとコガモの雄が通り過ぎていきます。この池にコガモが飛来したのは10月の初旬でしたが、そのころの雄は、雌に似たエクリプスで地味な羽でしたが、いまでは綺麗なコガモの…

紅葉の中のオシドリの夫婦

住宅地の小さな池の周りの紅葉(もみじ)も赤く色づき始めました。秋になると、樹林に囲まれた池にオシドリなどのカモたちがやってきます。オシドリは山端の小さな池などにたいていは番(つがい)でやってきます。今回も、疎林の小池に突然オシドリの雄と雌…