なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

トックリ型の巣の中のヒナにエサを運ぶ親のコシアカツバメ

外房の漁港の建物に巣作りしたコシアカツバメは、目下、子育て中で、親たちは雛のために入れ替わりにエサを運んでいます。もう大きくなった雛は親がエサを運んでくるのを待ちきれなくてトックリ型の巣から時々顔を出します。(参考までに同日撮影した同じ建…

外房のコシアカツバメ

外房の漁港の建物の天井に張ってあるロープなどの上でコシアカツバメが休んでいました。コシアカツバメは、南方から日本に飛来する夏鳥で、トックリ型の巣をつくる腰の赤いツバメです。 全長は、18.5cmで体形、生態はツバメ によく似ていますが、体は少し大…

外房海岸上空を消え去るように飛ぶヒメアマツバメ

6月27日は、梅雨の中の貴重な晴れの日になりました。久しぶりに九十九里海岸から外房海岸に出かけてみました。外房海岸の漁港の建物にツバメの巣がありました。その多くはコシアカツバメの巣のようですが、その中に羽の垂れ下がった巣があります。ヒメアマツ…

大きな魚を捕らえて苦労して飲み込むシロエリオオハム

漁港の内湾で大きな魚を捕らえてクチバシにくわえたまま動いているシロエリオオハムをみつけました。魚が大きすぎて、なかなか飲み込めなくて苦労しているようです。魚をくわえたまま泳ぎ続けていましたが、シロエリオオハムは、とうとう水面から立ち上がり…

高い卵識別能力を獲得したホオジロ

目の前のヨシ原に鳥が飛んできました。ホオジロのようです。このあたりは、あちこちでオオヨシキリが囀っています。ホオジロは、ヨシ原で動き回っていましたが目の前から飛び去っていきました。 ところで、どうもホオジロは、オオヨシキリよりも卵識別能力が…

利根川堤防の竹ざおの上で囀るコジュリン

利根川堤防の竹ざおの上でコジュリンが囀っています。コジュリンは、ホオジロの仲間なのでホオジロのように綺麗な声で囀ります。河川敷の下で、その囀りを聞くと、コジュリンの声が、頭上から降り注ぎます。あたり一面がコジュリンの天下のような気がしてき…

水田の緑に囲まれたキジの雄

手賀沼遊歩道を歩いているとケーンというキジの鳴き声が聞こえてきました。辺りを見渡すと、すくすく育った緑の稲の中に雄のキジが見え隠れしています。こちらにキジも気がついたようで、鳴かないでジットこちらを見つめています。キジも警戒しているような…

ラベンダーの花とクマバチとモンシロチョウ

紫色のラベンダーの花が手賀沼遊歩道付近の畑に咲いています。高温多湿を嫌うラベンダーもこんな梅雨の季節にもかかわらず頑張って咲いています。ラベンダーは、ヨーロッパの花なので、1060年代には一般には、ほとんど知られていなかったそうですが、1975年…

手賀沼遊歩道付近を歩くコブハクチョウ親子

手賀沼遊歩道付近の草道をコブハクチョウの親子が歩いています。この付近の手賀沼で四月に抱卵していたコブハクチョウの一族のようです。 参考:四月に抱卵していたコブハクチョウ 子供たちもこんなに大きくなって親について食べ物を探して歩くようになりま…

手賀沼遊歩道のガクアジサイ

「あじさい」 金井直 また季節はめぐりきて うすむらさきのほほえみはよみがえる あなたは思い出 いつみても美しい いつまでもあなたのそばにいると あなたの色が沁みこんでくるようだ かけがえのない愛の色よ あなたの繁みの奥に こころのゆりかごを静かに…

のんびり休む里の鷹サシバ

里の鷹サシバは、本州北部以南の各地の低山や丘陵地に夏鳥として渡来します。体長は約50cmで、翼を広げると1mくらいになる中型のタカです。 早春の4月上旬に日本に渡ってきて、ピックイーピックイーと鳴きながら飛び回っているのがよく見られます。サシバは…

波崎漁港を飛び去っていくハシボソミズナギドリ

ハシボソミズナギドリは、繁殖期は南半球にいて、非繁殖期は北極海あたりまで北上する場合もあるそうで、ハシボソミズナギドリの移動距離は最長クラス(32,000km)といわれています。5月から北上し、日本近海でもハシボソミズナギドリの群れを観察できるので…

6月になっても内湾で見かける波崎漁港のウミスズメ

関東地方では、運が良いと冬場の内海で見ることができる絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)の希少種のウミスズメが6月上旬になっても波崎漁港の内湾で見かけることができました。このブログでは、同じ波崎漁港で1月27日に撮影したウミスズメの写真…

白い花の咲くイボタノキにとまるキタテハ

手賀沼遊歩道でひらひらとキタテハが舞っています。路傍のイボタノキにとまりました。イボタノキは、モクセイ科の落葉低木で、日本各地の山野に自生しまするようで五月から六月ころに花序の先端が垂れまる白い花を咲かせるそうです。樹高は1.5〜2mで、 晩秋…

大きな口をあけてエサをねだるツバメのヒナたち

ツバメは好んで人家の人が見える場所に巣を作り、子育ての様子まで見せてくれます。この巣のある場所は、人がよく出入りするスーパーの軒先です。ツバメの親がこの軒先を頻繁に出入りしているので。ここに巣があることが判りました。親が近づくと子供たちは…

ヨシにつかまって、しきりに囀るコヨシキリ

利根川土手で川面を渡る風に吹かれていると、いつも、三波春夫の「大利根無情」の歌詞の一節が頭をよぎります。♬利根の〜 利根の川風 ヨシキリの〜 声が冷たく 身をせめる〜♬この歌は、天保水滸伝で語られる、かって、江戸の神田お玉ヶ池の千葉周作道場の俊…

笹川上空を舞うセッカ

千葉県笹川の利根川のヨシ原上空を「ヒッ、ヒッ、ヒッ」と声高に鳴きながら上に上にと舞い上がって、大きく羽を広げてさらに囀る鳥を見つけました。千葉県では絶滅寸前または絶滅危惧種(絶滅危惧I類、CRまたはEN)に指定されているセッカです。このヨシ原の…

囀りながら飛ぶオオセッカ

笹川付近の利根川のヨシ原でジュグジュグジュグジュグと囀る鳴き声が聞こえてきました。オオセッカの囀りです。オオセッカは、独特の「囀り飛翔(さえずりひしょう)」をする、とても愛嬌(あいきょう)のある野鳥です。世界的にも希少種であるオオセッカで…

印旛沼を飛ぶヨシゴイ

印旛沼(いんばぬま)は、千葉県北部,利根川下流南岸にある沼で、成田市,佐倉市,印西市の 3市と栄町にまたがっているようです。今日も、夏鳥として飛来したヨシゴイがもうすっかり自分たちの庭として印旛沼のヨシ原を自在に飛び回っています。このヨシ原…

利根川ヨシ原の夏羽のコジュリン・オス

六月十日は。五月晴れ(梅雨の晴れ間のこと)の上天気になりました。香取郡東庄町(かとりぐんとうのしょうまち)付近の利根川のヨシ原でコジュリンが囀っています。コジュリンは、全長15cmでスズメより少し大きく、ホオジロの仲間の鳥で、美しい鳴き声の鳥…

海面に降下して魚を捕らえるウミネコ

銚子漁港近くをウミネコの小さな群れが飛んでいました。ウミネコたちは、こちらに旋回してくると、突然、水面に降下して、魚をクチバシにくわえて飛び上がりました。この場所はウミネコたちの漁場なのでしょうか?次々と水面に降下して魚を捕らえて舞い上が…

魚を捕らえ羽ばたくシロエリオオハム(半分夏羽)

港湾で漁をしていたシロエリオオハムが、魚を捕らえて浮上しました。もがく魚にてこずっていたシロエリオオハムは、魚を頑張って飲み込んで、勝ち誇ったディスプレーか、飲み込んだ魚を嚥下(えんか)するためなのか、立ち上がって羽ばたきました。その後シ…

浮島上空を囀りながら下降するセッカ

浮島のヨシ原では、オオヨシキリやコジュリンのさえずりがきこえています。その上空では、セッカの鳴き声も聞こえてきます。セッカは小さな鳥なので、空を舞い上がると肉眼では点のようにしか見えません。でも、そのヒッヒッhッという鳴き声はあたりによく…

波崎漁港内を飛び去っていくハシボソミズナギドリ

小さな黒い鳥影が現れました。かなり速いスピードで近づいてきます。漁港内をぐるっと旋回し遠ざかっていきました。ハシボソミズナギドリのようです。多分、銚子漁港周辺で休んでいたハシボソミズナギドリが飛来したのではないでしょうか?渡りの途中で一休…

囀るオオヨシキリ40枚連写

堤防のヨシの茂みや沼の茂みや水田近くの茂みでは、しきりに囀るオオヨシキリの声が聞こえてきます。人通りの多い場所ではオオヨシキリも警戒していて茂みに隠れて囀るので声ばかりでその姿を見ることは容易ではありません。人通りの少ないヨシ原などではオ…

黄昏時のヒクイナ

6月1日、手賀沼周辺の茂みからヒクイナの戸をたたくような「キョッキョッキョッ」という鳴き声が近くから聞こえてきました。その時、茂みから道を横切って黒っぽい影がふんわりと飛びました。しばらくして茂みからヒクイナが姿を現しました。すばやく畦道に…

一列縦隊で進むウミスズメ(夏羽に換羽中?)

茨城県の漁港の湾内を秩序正しくまっすぐに一列縦隊で進むウミスズメたちがいました。湾内を左から右に移動しています。ウミスズメは、 全長26cm(ムクドリ大)で、頭が大きく太った感じの可愛い顔つきの海鳥で クチバシは短く先が白っぽいくて、チッ、チッ…

銚子漁港付近のハシボソミズナギドリ

最近、いつもあまり見かけない場所で、夏鳥の集団や、さらに北上する旅鳥の集団を見かけるようになってきました。最長距離の渡りをする鳥の一つとして知られているハシボソミズナギドリもその典型的な旅の鳥の事例かもしれません。ハシボソミズナギドリの繁…

羽ばたくシロエリオオハム(半分夏羽)

先月撮影したシロエリオオハム(5月6日掲載)がほぼ半分夏羽に換羽していました。(胴体だけ換羽、頭と首はまだです)もう少し後になると完全な夏羽になることでしょう。同じ漁港で相変わらずは羽ばたいていました。

印旛沼のヨシ原のホオジロと、なつかしいホオジロカンムリヅル

最近あちこちでホオジロを見かけます。ホオジロが思わぬところからひょこっと姿を現すこともあります。印旛沼でサンカノゴイや、ヨシゴイを撮影しようと上ばかり見ていると下のほうのヨシ原で何か動いています。何だろうとみてみるとホオジロがヨシの茎から…