なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

手賀沼公園のオナガガモ

手賀沼公園のボートの脇から水鳥が2羽こちらに近づいています。一つはいつもいるオオバンですが、もう一つはオナガガモのようです。手賀沼にはすでに飛来していたようですが、手賀沼公園では見ていませんでした。やっと冬鳥のオナガガモにあえました。(9月2…

魚捕りに精を出す手賀沼公園のカワセミ

チョット晴れたかと思えば、また、雨模様の不安定な天気が続いています。9月28日は、ジメジメした蒸し暑い不快指数の高い日になりました。手賀沼公園の沼に面したベンチで「まどろんで」いますと「チッ」という鳴き声が聞こえました。カワセミの鳴き声です。…

コスモスにとまるツマグロヒョウモン

ひらりひらりとツマグロヒョウモンが飛んできて、秋風にゆれているコスモスの花にとまりました。 ゆれる花に巧妙につかまって吸蜜しているようです。秋のひと時はツマグロヒョウモンに「蜜の味」を与えてくれているようです。

手賀沼付近に咲く紅白のヒガンバナ

手賀沼付近の広場に紅白のヒガンバナが咲いている場所があります。いま、見事な花を咲かせています。紅のヒガンバナの中に白いヒガンバナがあると、とても目立ちます。この世=此岸(しがん)から、あの世=彼岸(ひがん)に渡ることを至彼岸(「とうひがん…

青空とモズ

ようやく長い秋雨が晴れました。待望の晴れです。長雨続きでモズもほっとしているのか木のてっぺんで、ゆったりとあたりを睥睨しています。手賀沼・下沼付近のモズです。広い青空の中のモズは、とても気分良さそうで高鳴きも忘れていたようですが、いつの間…

木槿の花

秋雨前線が停滞し、うっとうしい日が続いています。家の近くの暗い茂みの上にツンと立っているピンクの花をみつけました。昼なのに空はどんより曇っていて、その花はちょっと寂しく見えました。ムクゲの花のようです。 若山牧水の短編「木槿(むくげ)の花」を…

手賀沼公園のコブハクチョウのお昼寝

手賀沼公園には多くのコブハクチョウが棲んでいます。曇り空の午後、公園の岸辺に2羽のコブハクチョウがお昼寝をしようとしています。2羽ともクチバシを羽の中に入れてすやすやと気持ちよさそうに寝ていました。 喫茶去:一時と全時 先日のブログで道元禅…

手賀沼公園のオオバンたち

もう冬鳥のオナガガモやユリカモメが手賀沼に飛来し始めているようですが、まだ手賀沼公園には集結していないようです。21日の午後、オナガガモやユリカモメを期待して手賀沼公園のボート乗り場付近を探してみましたが、どちらも見つけられませんでした。い…

熟れつつある栗の実

何年か前にこのブログで紹介した我家の近くの栗の大木に今年も会うことができました。今も元気でたくさんの大きな栗の実をつけています。でもその隣の敷地は去年の今頃は空き地だったのですが、今は新築の家が5〜6棟分譲されていて、この栗の大木のある敷…

田んぼの中のチュウサギ

近くの田んぼに出かけてみましたが、出会えたのはチュウサギだけでした。チュウサギの小さな群れが離れ離れに田んぼの中でエサを探して歩き回っていました。彼らは夏羽から冬羽になり南方に帰る準備をしているようです。近くで見るチュウサギはとても美しく…

利根川堤防に群生する彼岸花

お彼岸のころに咲く花、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は、仏教での伝説上の天の花でサンスクリット語 manjūṣakaの音写だそうです。純白で,見る者の悪業を払うといわれ,天人が雨のように降らすとのことです。日本では彼岸花(ひがんばな)と呼ばれ多くは鮮紅…

下手賀川の白鳥たち

発作地域の「下手賀川の白鳥」は、正確に言えば下「手賀川のコブハクチョウ」なのです。欧州や露国では、白鳥と言えばコブハクチョウを意味するようで、サンサーンス作曲の「動物の謝肉祭」の中の白鳥もチャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」の白鳥もコブハク…

夕顔の開花

雨戸を閉めようと外を見たら暗闇の中に大きな白い花が目に飛び込んできました。夕方6時ころの出来事です。先日の朝、閉じかけの夕顔が、今夕は、見事に咲いています。咲いたばかりの夕顔を始めて見ました。暗闇の中に咲く夕顔は、とても神秘的で美しく感激し…

宇宙と秋の花のコスモス

吹き抜ける秋風にコスモスの花がゆれています。揺れているコスモスを見ていると宇宙のことが気になりました。花名のコスモスは、ギリシア語の「kosmos」(意味は、美しさ、調和、宇宙など)に由来するそうです。ところで、宇宙という言葉は、紀元前2世紀(前…

蜜柑.

手賀沼遊歩道の脇に小さな蜜柑(みかん)の木が一本植えてあります。今たたわわに実をつけています。まだ青いのですが、これから黄色く熟してくるのでしょう!この蜜柑を見ていると、芥川龍之介の小品「蜜柑.」を思い出しました。(ここに出てくる蜜柑は、熟…

擬態するアマガエル

桜の木の林立する草原にアマガエルを見つけました・アマガエルは4cmぐらいの小さな蛙で、おなかは白色で背中は黄緑色ですが、環境に応じて身体の色を変えることができます。保護色で身を守っているので、人が近づいてもじっとしています。桜の木にへばりつい…

稔りの秋に飛ぶムクドリ

「武蔵野の 秋田は濶(ひろ)し 椋鳥(むくどり)の 筑波嶺(つくばね)さして空に消えつつ」 (長塚節) 「麥が刈られてさうして椋鳥(むくどり)が群をなして空を渡る頃兼次は歸つて來た。」 (長塚節「芋掘り」より) 手賀沼通歩道脇の田んぼは稲刈りが終わり…

手賀沼遊歩道のキジのメス

お昼過ぎ,手賀沼遊歩道付近の草原にキジのメスが佇(たたず)んでいました。それまでキジは、のんびり佇んでいましたが、私の姿を見かけると。ゆっくり草むらに姿を消しました。 「草山に 顔おし入れて 雉(きじ)のなく」 (小林一茶)

やっと咲いた我が家の夕顔

6月に植えた夕顔がようやく咲いてくれました。もっと早くから咲いていたのかもしれませんが、夕刻は、あまり花を見る気が無いので、見落としていたのかもしれません。もっとも、朝に花を見かけたので、花は閉じ始めようとしています。夕顔は、朝顔に比べてし…

モズの高鳴き

「啼(な)きながら 鵙(もず)の尾をふる 日和哉(ひよりかな)」 (正岡子規) 久しぶりに晴天になりました。キチキチ、キチキチと甲高い鳴き声が聞こえます。モズの高鳴きです。久しぶりに「モズの高鳴き」を聞きました。いよいよ秋も本格的になってきてい…

再掲:赤とんぼ

九月に入って直ぐの台風の直後,家の近くで赤とんぼの群れを見かけました。多分アキアカネのようでした。以前九月に掲載した赤とんぼの記事を再掲します。(俳句は変えました) 秋を代表するトンボは、赤トンボですね。でも「赤トンボ」という名前のトンボは存…

再掲:栗の実

以前9月に掲載した「栗の実」を再掲します。この栗の大木は今年も健在なので現在は多分この説明と同じような状態だと思います。 天高く 馬肥ゆる 秋になりました。 我が家付近の坂道を下った右側の空き地に大きな栗の木があります。毎年この季節になるとたく…

小さな秋ーノシメトンボと青い空

サルスベリのこずえに熨斗目蜻蛉(のしめとんぼ)がとまっています。ノシメトンボは、あまり赤くならない赤とんぼです。特に、そのメスはあまり赤くなりません。それでも、ノシメトンボは、赤とんぼの仲間では、いちばん大きなとんぼです。下から見上げると…

洋上で魚を捕らえて運ぶ鷹(ミサゴ)

茨城県の漁港の防潮堤のテトラポット上に、外洋で捕らえた魚を脚の指でしっかり掴んだ鷹(ミサゴ)が現れました。先ほどまで、このテトラポット上で休んでいたミサゴが、いつの間にか姿を消して、いま、魚を捕らえて舞い戻ってきたようです。多分この場所が…

シロエリオオハムの水浴び

今年の五月に数羽いた茨城県の漁港のシロエリオオハムは、9月5日の今では、この一羽だけが残留しているようです。久しぶりに出会ったシロエリオオハムは、茨城県の残暑の厳しい暑さに耐えかねているようで内湾で水浴びを始めました。水浴びをして、水に潜り…

初秋のツツドリ

重い腰をあげて、9月4日、ツツドリを撮影に行ってきました。今年も堤防沿いの桜の木々にツツドリが飛来していました。 ツツドリたちは、近くにある桜の枝にいる大好物の毛虫を見つけて、狙いを定めクチバシで捕らえて飲み込んでしまいます。食べ終わるとまた…

再掲:クロサギ飛翔

以前9月初旬に掲載した「クロサギ飛翔」の写真を再掲します。外房の海岸で、クロサギの黒色型が飛び回って、採食しています。テトラポットの間を羽ばたきながら、飛んだり跳ねたりしています。干潟に飛んで、コサギと並んでみたり、カワウと並んでみたりして…

再掲:魚を狙うアカガシラサギ

2012年の9月に掲載したアカガシラサギの記事をそのまま再掲します。 そぼ降る雨の中、アカガシラサギ(冬羽)が、魚を狙って水辺にやってきました。水の中ほどまで慎重に進んでいきます。サギの周辺で魚が飛びはねています。水の中ほどで立ち止り、水の中を…

再掲:毛虫を食べるツツドリ(赤色型)

以前掲載した「毛虫を食べるツツドリ(赤色型)」を再掲します。 ツツドリの好物は、桜の木にいる毛虫です。この公園の木には毛虫がまだいっぱいいるのでツツドリが来てくれたのでしょう。ツツドリが毎年来ていた別の公園の桜の木では 今年、毛虫駆除の消毒…

再掲:「ツバメチドリの飛び出し」

2010年9月1日に掲載した「ツバメチドリの飛び出し」をそのまま再掲します。茨城県稲敷市の休耕田の風景です。今では、もうこんな水を張った休耕田は無くなってしまったので懐かしい光景です。 今年の夏の暑さは、どうも新記録になりそうな勢いです。連日の暑…