なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

梅にメジロ

咲き始めた梅にメジロが花の蜜を吸いにやってきました。 「我が宿の 梅の下枝(しづえ)に 遊びつつ 鶯鳴くも 散らまく惜しみ」 (万葉集) 意訳:我が家の庭の梅にウグイスが来てよく遊んでくれるのですが、 まるで上枝で鳴くと梅の花が散るのを惜しむかの…

葛西臨海公園上空を飛ぶチュウヒ

2月26日午前、葛西臨海公園の池の上空にチュウヒが現れました。低空飛行しながら獲物を探しているようでしたが。池の近くのヨシ原に舞い降りました。こんな池の近くの場所でもチュウヒの獲物がいるのか?と思っていると、少し時間が経った後、そのヨシ原…

手賀沼遊歩道でエサを啄ばむスズメとムクドリ

スズメとムクドリが手賀沼遊歩道で食事中です。これ以上近づくとお食事の邪魔になるので先に進むのをやめて、引き返しました。近くに梅や水仙や椿の花が咲いていました。 「雀のこ そこのけそこのけ お馬がとおる」 (小林一茶) 以下の写真は、SIGMA 高倍率ズ…

春を待つハクモクレン

「過ぎて行く日を惜しみつつ春を待つ」 (高浜虚子) 手賀沼遊歩道のハクモクレンが蕾をいっぱい付けています。青空に突き抜けるように元気いっぱいで春を待っています。 「口あけて 春を待つらん 犬張子」 (小林一茶) 以下の写真は、SIGMA 高倍率ズームレ…

手賀沼遊歩道に咲く白い椿

手賀沼遊歩道に一輪の白い椿の花が咲いていました。 白い椿の花言葉は「至高の美」とのことで、私もよく聴くクラシックレコードの名盤カルロス・クライバー(指揮) バイエルン国立管弦楽団のオペラ「La Traviata」のヒロイン、ヴィオレッタは「椿姫」と呼ばれ…

乱舞するユリカモメ

2月22日久しぶりに手賀沼公園に行ってきました。秋に飛来したユリカモメたちは、もうすっかり手賀沼公園の住人となって元気に飛び回っていました。とても元気です。 「嘴と 足と赤きと いひし業平の 昔おもほゆる 都鳥かも」 (正岡子規) 以下の写真は、…

平磯海岸のウミアイサ

平磯海岸の岸辺近くでウミアイサが泳いでいます。頭を水面に浸しながら、かなりの速さで移動しています。時々頭を上げますが、すぐに下を向いてしまいます。ウミアイサの動きと同じ方向に移動して撮影していましたが、ウミアイサの動きが敏速なので、途中で…

平磯海岸のイソヒヨドリ

平磯海岸の岸近くのコンクリート壁付近にイソヒヨドリのオスが現れました。彼は毎日この付近を餌場にしているようです。コンクリート・ブロックの上や海岸の岩に飛び移り、時々、海岸の砂場に降りて採食しています。 平磯海岸(sonyのコンパクトデジカメ DSC-…

鹿島灘で奮闘するシノリガモ

太平洋の荒波をものともせずにシノリガモが採食しています。波をかぶっても全く動じません。シノリガモは、荒波など平気なようで何度も潜っては獲物を捕らえて浮上します。どうもカニを捕らえたようです。冷たい風や荒海に耐え元気いっぱいのシノリガモです…

白梅が咲いている涸沼上空を飛ぶカワウとトビ

涸沼上空を2羽のカワウがのんびり飛んでいきます。トビもゆったりと旋回しています。岸には白梅が咲き誇っています。南風が頬をかすめて通り過ぎていきます。浅い春の訪れです。 「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける』 (紀貫之)

湖面に浮かぶカイツブリとハジロカイツブリ

オオジュリンのいた葦原の向こうの涸沼の湖面にカイツブリとハジロカイツブリが浮かんでいました。まるで潜る競争をしているように頻繁に水中に姿を消していました。

涸沼湖畔のオオジュリン

涸沼の湖畔のヨシ原で小鳥が動いています。カメラの前に飛んできました。オオジュリンです。湖面の青さを背景にして際立って見えます。葦原 の茎から茎に移動しながら嘴で茎を割っては、中の虫を啄んでいます。食べるのに夢中で人がいることに無警戒です。食…

シノリガモのいる岸壁に押し寄せるヨシガモの群れと海上を飛ぶヨシガモの番

鹿島灘に面した平磯海岸は、天気が平穏でも時々激しい波が押し寄せます。海岸から突き出した岸壁に一羽のオスのシノリガモが休んでいます。その近くに波しぶきがたっています。その岸壁の付け根にヨシガモの目指す自生の海草があります。遠くにいたヨシガモ…

平磯海岸のヨシガモ

水戸光圀も愛したと思われる、ひたちなか市にある平磯海岸は、古代の大陸棚の海底が隆起して、その後の侵食により柔らかい砂岩などが流され硬い岩が残されています。2月14日、風の穏やかな昼下がり、風光明媚なこの海岸にヨシガモの群れが泳いでいました…

神乃池の上を飛ぶオナガガモたち

神乃池(ごうのいけ)は茨城県神栖市にある池で、冬はいろんな種類の鴨でいっぱいになります。 毎年、ミコアイサやヨシガモを狙って撮影に行くのですが、今年は、オナガガモがとても多く、ほぼ池中を占領しているような様相を呈しています。時々、一斉に飛び…

稲敷市浮島湿原を飛ぶチュウヒ

チュウヒは、国内で繁殖しているつがい数は約90つがいほどといわれており、蘆原などの生息地の減少もあり日本だけでなく世界中でも希少種となっていて、わが国の環境省のレッドデータリストでは絶滅危惧1B類となっています。そのため、広大な蘆原のある浮島…

霞ヶ浦浮島(妙岐の鼻)付近を飛翔するミサゴ

2月11日の午後、稲敷市浮島湿原の上空をミサゴが舞っています。上空から霞ヶ浦の魚を狙って飛翔しているようです。辺りを旋回していましたが、魚を見つけられないようで水面に降り立たないで、去って行きました。 ミサゴはタカ目ミサゴ科に分類される大型…

銚子漁港のオカヨシガモ

普段,淡水湖や汽水湖で見かけるオカヨシガモですが、銚子漁港の海水の水路でも見かけました。この鴨はとても地味なのであまり人気の無い鴨ですが、この写真で分るようにオスは地味ですがそれなりに綺麗です。この水路にメスもいたのですが、ついオスだけを撮…

外川漁港の岸辺に浮かぶ冬羽のアカエリカイツブリ

外川漁港の岸辺ちかくで海鳥が浮かんでいます。休憩中のようで、ただぼんやりと浮かんでいます。冬羽のアカエリカイツブリのようです。アカエリカイツブリは、全長47cm。日本では主に冬鳥として、内海、湾、河口、大きな湖沼などに飛来しますが、北海道の湖…

電柱の上で獲物を食べるトビ

利根川下流の堤防の近くで、猛禽らしい鳥が電柱の上で何かを食べています。そっと近づいてみましたが気付かれて飛ばれてしまいました。でも少し時間が経ってから再度近くの電柱に飛んできたので近づいてみると残念ながらトビでした。もう獲物は肉片だけにな…

手賀の丘公園の水辺のアオジ

手賀の丘公園の朝の水辺にアオジが1羽やってきました。木々に遮られた低い太陽光が水辺を微かに照らしています。水の中にいるアオジの姿が、まるで夕暮れの中にいるようなシルエットになって見えます。寒い水場でもアオジは平気なのでしょうか? 「しののめ…

銚子漁港のイソヒヨドリ

銚子漁港のコンクリート・ブロックの上にイソヒヨドリのオスが現れました。イソヒヨドリのオスは、青とレンガ色の鮮やかな羽なのですが、メスは黒っぽい地味な色です。イソヒヨドリは、アジアの温帯から中近東、地中海沿岸などの岩山などでに分布するそうで…

山の斜面で採食するカヤクグリ

筑波山頂の斜面でカヤクグリが採食しています。カヤクグリは日本固有種の鳥で、世界中で日本にしか住んでいない鳥だそうです。 スズメぐらいの大きさの鳥で、冬は低地に移動しますが、それ以外は、高山で過ごすようです。茶色の地味な鳥なので土や枯葉の茶色…

枝から降りて採食するミヤマホオジロ♂♀

筑波山頂付近の木々の枝からミヤマホオジロのオスとメスが地上に降りて種子などをを食べ歩いています。 ミヤマホオジロは、手賀の丘公園や高崎自然の森などの森林型公園では冬鳥として観察することが出来ますが一般的な都市型公園では、ほとんど見ることがで…

可愛い筑波山頂のルリビタキ♀

早いもので節分も過ぎて、もう立春になりました。 「袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの 風やとくらむ 」 紀貫之 「古今和歌集」 意訳:夏の日に袖をぬらして川の水を手ですくったその水は冬には凍っているようですが、春が始まる今日、暖かい風…

崖地で採食するハギマシコ

筑波山山頂付近の崖地の陽だまりにうごめく数羽の鳥の群れがいました。岩の間に首をつっこんだりして採食しています。なにかの種子を食べているようです。わりに地味な赤い鳥、ハギマシコです。岩の陰に隠れて全身を見せてくれませんが、やっと一羽が岩に登…

梢で木の芽を採食しているウソ♂♀

冬の晴れた日のお昼ごろ筑波山山頂付近の梢から「ヒー」「フィッ」「フィー」と鳴き声が聞こえます。ウソがいるようです。落葉した梢を飛び回って春を待つ木の芽を食べています。上の枝にはオスのウソがその下にはメスのウソがいます。下にいたウソのメスが…

筑波山梅園の梅

「東風(こち)吹かば 匂(にほ)ひおこせよ 梅の花主(あるじ)なしとて春を忘るな」 (菅原道真) 春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。 私がいなくても、春を忘れないでいておくれ。 筑波山梅園の梅は、これからが…