なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

アメリカコガモ

小諸発電所第一調整池のアメリカコガモです。縦の白線の入っているのがアメリカコガモ♂です。 横の白線が通常のコガモ♂です。私は、このアメリカコガモのいる場所の反対側近くでミコアイサなどを撮影していて、距離的に遠かったので「アメリカコガモがこの調整池の千曲川寄りにいる」との情報も聞き流していました。かって、谷津干潟でアメリカコガモを撮影したのですが、かなり距離があって満足な写真ではありませんでした。このときの経験から、多くのコガモの中からアメリカコガモを見つけることは大変ですし、普通のコガモとの見分け方も忘れていたので、私では見つけられないと思っていました。でも、まだ、バスの出発時間に余裕があったので、ダメモトと思って、歩いて撮りにでかけました。この近くで撮影していた人に、その場で見分け方を教えていただき、湖面を見てみると、あっさり見つけることができました。多数のコガモの中に3〜4羽のアメリカコガモが混じっていました。しかも近い距離です。普通のコガモとのツウ・ショット(下がアメリカコガモ)も撮れました。カルガモと一緒の写真(上から3番目がアメリカコガモ)も撮れました。満足して、バスに戻ると、先に見ていた人達は、アメリカコガモが氷の上で頭を隠して寝ていて、起きて泳いでいる姿は見ていないそうです。遅れて行った私は、その後、アメリカコガモが起きて泳ぎ始めた幸運な時間に巡り合えたようで、「残り物には福」のお恵みがあったようです。