なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

干潟のソリハシシギ

ソリハシシギが、干潟を歩いています。その脚の動きはまるで酔歩(ランダム・ウオーク)のようです。予想のつかない歩き方です。この動きを見ていると、ノーベル経済学賞のことを思い出しました。
酔歩の運動を分析することにより、伊藤の補題(伊藤のレンマ)が生まれ、それを基礎として、オプションの価格評価式であるブラック-ショールズ方程式が生み出されて、現代金融工学の基礎ができたことを・・・
目の前のソリハシシギは、こちらの思考と何の関係もないような顔をして、葭原に消えてゆきました。