なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

カルガモの親子

カルガモの親子が隊列を組んで歩いています。子供は、11羽います。幼稚園の遠足のように見えますね。水に入ると子供たちは、我先に泳いでいきます。親は後から見守っているようです。カルガモの親子の行進は、いつ見ても微笑ましいものです。

閑話休題
私は、西谷啓治(にしたにけいじ)著「正法眼蔵講話三」現成公案筑摩書房)を時々読み直しています。
道元禅師(どうげんぜんじ)の主著「正法眼蔵」(しょうぼうげんぞう)は、難解で有名です。私もなかなか理解できません。その中で「現成公案」(げんじょうこうあん)は、「さとり」の核心にふれており一番有名で難解といわれています。眼蔵学者として有名な西有穆山(にしありぼくざん)禅師の『正法眼蔵啓迪』(しょうぼうげんぞうけいてき)の記述は、素晴らしくて、すぐにわかった気がしますが、後で考えてみると何もわかっていないのです。西谷啓治著「正法眼蔵講話三」現成公案は、噛み砕いた丁寧な説明なのでさらに分かった気がします。まあ、座禅もしないで分かろうはずもないのですが、「現成公案」の道元禅師の記述はとても素晴らしくて美しい表現のように感じます。私はこれらの本を何回も読み直していますが、分からないまま楽しんでいます。昔の人が心眼で読んだであろう仏教書を読書感覚で読むことは、恐れ多いとは思うのですが・・・