なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

谷津干潟のキアシシギ

キアシシギは、あちこちの干潟でよく見かけます。黄色の短足で忙しげに歩く姿は、とてもユーモラスです。谷津干潟に20羽くらい来ていました。飛んだり、干潟のアオサや貝殻のまわりを歩き回っています。最後の掲載写真のキアシシギは、オオメダイチドリの近くに降りようとしています。

閑話休題

20年以上前に購入した、リヒテルの弾く「バッハ:平均律クラヴィーア曲集(全曲)」は、私の長年の愛聴版です。と書くともっともらしいのですが、4枚あるCDのうちの最初の1枚だけを無数に聴いているだけで、他の3枚は、殆ど聴きません。このバッハの「平均律」を旧約聖書、ベートーベンのピアノソナタ32曲を新約聖書というぐらい 有名なピアノ曲集です。このCDは、ザルツブルグのお城で録音されており、そのため残響音があって素晴らしい演奏です。また、ピアノは、スタインウェイでなくてヴェーゼンドルファーのためか荘厳で流れるような演奏です。LP時代もLPで、この全集を聴いていましたが、気持ちよく寝てしまうので、レコードの針が何回も異音を出していました。この曲はいつ聴いても魂が休まる気がします。ハープシコードで演奏したヴァルヒャの全集も持っていますが、素晴らしい演奏ですが、よほどのことがないと聞きません。

追記:ヴェーゼンドルファーは、ウィーンの手造りの老舗ピアノメーカーでしたが、日本のヤマハに2007年に買収されています。でも従業員とピアノ造りは、そのまま継続されているようです。
私は、何故かこの名器のピアノをよく弾いたピアニストが好きです。バックハウスコルトーグルダなどのピアニストです。