なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

猛暑に飛ぶチュウヒ

8月下旬の猛暑の中、西ノ洲の干拓地でチュウヒが飛んでいました。チュウヒなどの冬によく見られる鷹の仲間の多くは、いつもは11月頃から3月頃までに撮影していますが、こんなに早く撮影したのは初めてです。西ノ洲は、浮島の近くで葭原の面積も広く、環境が良いので、渡らないでずっといついたのかも・・・。
ずいぶん遠くを飛んでいたので、証拠写真ですが掲載します。後の2枚の写真は去年の11月と12月に千葉県香取市と栃木県付近の渡良瀬遊水地で撮ったチュウヒです。


閑話休題

今年の8月に松本幸四郎が、「ラ・マンチャの男」ミュージカル公演1200回を達成したとのこと。70歳での幸四郎の「生き様」をNHKが放送していました。この放送内容は、凄い迫力で感動しました。テレビでみるより、劇場で生でみるミュージカルは、さぞ、素晴らしいものたったと思います。

私が、ミュージカルを生で見たのは、1980年代にニューヨークで、ブロードウェイの2階の最前列から「キャッツ」を見たのが最初で最後の観劇でした。目前にネコの衣装を着た俳優がやってきたときは、驚きと感激にうち震えた記憶があります。

ラ・マンチャの男」は、ドンキホーテと作者セルバンテスのミュージカルです。ここには、正義を貫く不屈の精神が描かれています。NHKの放送での感想は、幸四郎の生きざまと騎士ドンキホーテの心情が同化した素晴らしい演出のように感じました。私は、このミュージカルの劇中歌「見果てぬ夢」とその歌詞がとても好きです。この歌詞は、困難に遭遇した時、逃げない勇気を与えてくれます。

「見果てぬ夢」 
     原詩ジョー・ダリオン 作曲ミッチ・リー 訳詞福井俊

夢はみのりがたく  敵はあまたなりとも  胸に悲しみを秘めて

我は勇みて行かん  

道は きわめがたく 腕は疲れ はつとも 遠き星をめざして  

我は歩み続けん

これこそは我がさだめ  けがれ果てし この世から 

正しきを救うために

いかに望み薄く 遥かなりとも やがて いつの日にか光満ちて

とわの眠りにつく時きたらん

たとえ傷つくとも  力ふりしぼりて 我は歩み続けん  

あの星のもとへ