なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

今はもう秋  

ドドー・ドドーと遠雷のような強烈な波の音。太平洋の荒波は、人を拒んでいるように感じます。
♪今はもう秋 誰もいない海 知らん顔して 人がゆき過ぎても〜 ♪
「トワ・エ、・モア」の流行り歌の一節を思い出します。

波の音以外は、何も聞こえません。静寂そのものです。
寄せては返す波また波。大東崎灯台の下。

葛飾北斎(かつしかほくさい)による錦絵「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」の神奈川沖の荒れ狂う波の絵とその絵をモチーフにした印象派の音楽家ドビュィシーの「海」の音楽を彷彿とさせる夷隅の海岸です。トスカニーニ指揮NBC交響楽団のCD「海」を聴きたくなりました。