なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

八ヶ岳山麓のゴジュウカラ

八ヶ岳山麓の民家の軒先に、小鳥の餌箱(えさばこ)がありました。この餌箱には、ヒマワリの種(たね)などが、置いてあるようです。ここにヤマガラシジュウカラゴジュウカラなどが、食餌のためにやってきます。仲良く、順番に食べています。今度は、ゴジュウカラの番です。ヤマガラが順番待ちを、しています。ゴジュウカラは、逆さになって、器用に種をくちばしにくわえて、飛び去りました。近くの立木にとまりましたが、姿は見えるのですが、小枝がたくさんあって、写真を撮るには、最悪の状態です。それでも諦めずに、なんとか撮影しました。

ゴジュウカラは、平地から山地にかけての落葉広葉樹林に生息していますが、シジュウカラのように平地で、頻繁(ひんぱん)に見えることは、ありません。
木の幹に垂直にとまり、頭を下にして、幹を回りながら、降りる習性があります。キツツキなどは、幹に垂直にとまることはできますが、体を逆さまにして降りることはできません。ゴジュウカラの足の爪(つめ)は、頑丈(がんじょう)な鉤状(かぎじょう)になっていて、全身をささえることができます。

今回も、横の枝から、太い幹に移動するうちに、横の枝で立ち止り、ヒマワリの種を食べて、縦の幹を回りながら、逆さに降りていきました。