なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ヒレンジャク到来

秋遅くからシベリアあたりから日本に渡ってきて山の木の実を食べながら移動してくるヒレンジャク。太平洋岸の平地に姿をあらわすのは、春になるようです。

近くの公園に今年もヒレンジャクがやってきました。スズメより少し大きくてふっくりした姿のヒレンジャク。冠羽があって目の線が黒く独特の顔付です。尾ノ端の色が、赤いのがヒレンジャクです。この端の色が黄色なのがキレンジャクです。東アジアの一部だけに分布するのがヒレンジャクで、ヨーロッパ、アジア、北アメリカに広く分布するのがキレンジャクとのことです。

この公園に先週来た群れの中にはヒレンジャクの中にキレンジャクもいたようですが、今回の群れの中にはキレンジャクは、いませんでした。

「緋連雀 春は群れ来る 枯れ枝の
     一枝一枝と ほろぬくみつつ」 (北原 白秋)