なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

手賀沼遊歩道の春の装い

「春さればまづ咲く屋戸(やと)の梅の花 独り見つつや春日(はるひ)暮らさむ」
筑前守山上大夫)
この和歌は、万葉集に収録されている山上 憶良(やまのうえの おくら)の梅を詠んだ名歌です。当時の花の宴は、桜ではなく梅のようです。大伴旅人(おおとものたびと)主催の宴席で参加者がそれぞれ詠んだ梅の花の歌32首の一つです。

手賀沼遊歩道を歩いていると梅の花をよくみかけます。柳も芽吹き、モクレンもつぼみをつけています。早咲きの桜も、黄色の水仙も咲いてます。

梅などを眺めつつ、万葉の気分で遊歩道を歩くのもいいですね。