なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ベニカナメモチ(紅要黐)

最近、道を歩いていると、赤い葉っぱの垣根をよく見かけます。こんなところにこんな垣根があったのか?と。春になって葉っぱが赤くなったので、目立ち始めたのでしょうか?この垣根の木の名前が、分からなかったので、調べてみると、どうもベニカナメモチ(紅要黐)のようです。

垣根も春の装(よそお)いをすると、綺麗(きれい)ですねぇ〜。


閑話休題ヤッシャ・ハイフェッツ (Vn)、
      ヴュータン作曲: ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調op.37

季節に関係はないのですが、このヴァイオリン協奏曲第5番は、品があり、素敵な曲なので、最近よく聴いてます。

ヴュータンは、あまり馴染みのない作曲家なのですが、ヴァイオリニストとしても当時の巨匠でした。1820年ベルギー生まれ。1881年没。

今日のフランコ=ベルギー楽派の基礎を築いた重要な音楽家で、19世紀ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストの一人です。彼の門下に有名なイザイやフバイがいます。ゼヒターやライヒャに作曲を学び、自らの演奏用にヴァイオリン協奏曲7曲など多くのヴァイオリン曲を書いていています。なかでもヴァイオリン協奏曲第5番が特に有名です。

今日は、ヤッシャ・ハイフェッツのヴァイオリン演奏とマルコム・サージェント指揮の新、旧のロンドン交響楽団のCDを聴いてみました。

旧盤の演奏は、ハイフェッツの技巧が冴えわたりますが、1947年の録音なのでオーケストラの音の厚みに欠けるようです。でも、ヴァイオリンの凄さは、特筆すべき演奏です。
新盤といっても1961年の録音ですが、ハイフェッツの演奏は、凄さはありませんが、いつものとおりの完璧な演奏で、オーケストラの音もふくよかな音で感動する演奏です。

私は、旧盤の凄みのある演奏を好みますが、新盤も素晴らしい演奏なので、いつも、両方を聴くことになってしまいます。

この曲は同じ演奏者と指揮者でも、2つのCDを所有しても、いいような気がします。