なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

我が家の牡丹(ぼたん)

我が家の牡丹が、ほぼ満開になりました。いつも日陰の場所なのに、毎年、大輪の花を咲かせてくれます。
いつもは、この花が咲くと、本格的な春を感じるのですが、今年は、気温の変化が厳しくて、とても寒い日もあるので、安心できません。

それでも、この大輪の花を見ると「今年も頑張って咲いてくれた。」と、しみじみ、感謝する気になります。

来年も、元気で、立派な花を咲かせてくれるように祈っています。




閑話休題ー CDで聴く、「三浦洸一(みうらこういち)」


牡丹(ぼたん)の花を見るといつも、三浦洸一の歌「弁天小僧」(佐伯孝夫 作詞 吉田正
作曲)を思いだします。

            弁天小僧  

  ♪「牡丹のような お嬢さん シッポ出すぜと浜松屋

    二の腕かけた 彫物の 桜にからむ 緋縮緬

   知らざぁいって聞かせましょう 

       おっと俺いらぁ 弁天小僧菊之助

    以前を云ゃあ 江ノ島で 年期づとめの お稚児さん

    くすねる銭もだんだんと とうとう島を追われ鳥ーーー      
                      
           ---------♪」

この歌は昭和30年に発表されたそうです。

私は、吉田 正(よしだ ただし)作曲の歌が大好きなのでCDセットの「吉田 正メモリアル・コレクション」を持っています。

このセットの中に1枚だけですが、三浦洸一の歌唱の歌が収録されています。

このCDの収録曲は、

01,さすらいの恋歌、02,落ち葉しぐれ、03,弁天小僧,04、東京の人、05,ああダムの町
06,郵便船が来たとヨー、07,街灯、08,異国の丘、09,哀愁の街に霧が降る、10,俺は星のない男さ

です。ここには入っていませんが、「踊子」、「青年の樹」も大好きな歌です。

彼は、1928年(昭和3年)1月1日生まれなので今年で85歳になります。東洋音楽学校で、クラシックを勉強して、卒業後、吉田正に師事し、昭和28年日本ビクターから「さすらいの恋唄」でデビュー。「落葉しぐれ」「弁天小僧」「東京の人」「踊子」などがヒットしました。とても、折り目ただしい歌唱で、清潔感あふれる歌い手さんでした。

TBSのテレビ・ドラマの「青年の樹」もよく見ていたので、その主題歌もよく、口ずさんでいました。当時のNHKの{紅白}にも、何回か出ていたので、特に、レコードは、買わなかったのですが、これらの歌は、印象に残っています。

つい最近まで、テレビの「懐かしのメロディ」などで、彼を見かけましたが、往年の素晴らしい歌声は、なりをひそめてしまっていました。

今日も、久しぶりに、CDを聴いてみましたが、当時の「端正な甘い歌声の録音」は、「昭和の香り」を届けてくれました。CDでは、いつまでも、「爽やかな歌声」を聴くことができますねぇ〜。