八千穂高原の地雨の中、ウソたちが、餌を求めてやってきました。山荘の庭の餌箱にあるヒマワリの種が、狙いのようです。靄に烟る素朴な庭園にオスもメスも三々五々やってきます。夢中になって食べています。餌台からはなれても、近くの枝にとまって少し休んで、また、餌台にやってきます。
ウソは、美しい鳥なので、おとぎ話にフクロウがウソに恋をした話があります。
年老いたフクロウがヤマガラにラブレターを託します。ウソ姫さまとフクロウとの逢引は、成立して、フクロウとウソは、結ばれますが・・・
「ももぞのの 花にまがへる てりうその
むれたつをりは ちるここちする」
西行 (山家集)