なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

鳴きながら飛ぶオオセッカ

利根川でさえずるオオセッカ。「ジュク・ジュク・ジュク・ジュク」激しくないています。風が強くて、つかまっている葦が、左右に激しく揺れています。

オオセッカが飛び出しました。飛びながら鳴いています。「ここは、僕の縄張りだ!!」と叫んでいるのでしょうか?

大空を鳴きながら、前の羽も後ろの羽も広げて、全身でさえずります。スズメより小さなオオセッカ(スズメ14.5cm、オオセッカ13cm)が、大声なのは、全身で一心に鳴くからなのでしょうね。

飛びあがった円弧の頂点から、「ジュク・ジュク」とさえずりながら、急降下して草むらに姿を消しました。

小さなオオセッカが、葭原を飛び出して、つぎの地点の葭原に降りる範囲は、2〜8mの狭い範囲です。滞空時間は、とても短く、あっという間の出来事です。この動作を何回もくりかえし、広大な葭原の中での、自分の縄張りの範囲を、主張しながら、ソング・ポストを巡回しているようです。

オオセッカが、鳴いて飛ぶ利根川上空は、梅雨の空!!。