なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

巡回して餌を与えるツミのお母さん

枝の上に3羽のツミがとまっています。一番上にとまっているのがお母さんツミでその下の2羽のツミは、子供のツミです。お父さんツミが獲物を捕らえて戻ってくるのを待っています。ツミの子供たちは、とてもお利口さんで、喧嘩もしないで、おとなしく待っています。

お父さんが獲物をくわえて戻ってきて丸ごとお母さんに渡しました。子供たちに餌を与えるため、お母さんは、獲物をつかんで別の枝に飛び移りました。

そこで、獲物を食い千切りはじめました。そこに、子供が餌を貰いにやってきて待っていました。が、お母さんは、この子にあげないで、その獲物を左足につかんで、別の枝にいる別の子供のところに飛んでいきました。

そこにいる子供は、先の子供より幼いようです。お母さんは、食いちぎった肉片をくちばしにくわて、この子のくちばしの下に、肉片がいくように、自分の頭を逆さにのぞきこむようにして、肉片を与えました。子供のツミもすでに猛禽のカギのようになったくちばしなので、下から肉片をあげないと食べられません。とても世話がやける行為を、何度も何度も丁寧に行って、愛情いっぱいの「お母さんツミ」をみることができました。感心してしまいました。

何度もこの子に肉片を食べさせてから、お母さんは、ぐったりしたのか、別の枝に移って、一休みしていました。奮闘して疲れたけれどもホットしている様子です。

頑張るツミのお母さんの姿に感動してしまいました。

この間にもお父さんツミは、子供たちを養うために、懸命に「狩り」をしていることでしょう。

これだけ大きくなった子供たちを育てていくために、「ツミの夫婦の奮闘」がつづきます。