なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

地上に落ちたアオバズクの子供

暗い木陰で、アオバズクの親が心配そうに地上を見たり、周辺を警戒したりしています。暗い地上をよく見ると、枝から落ちたアオバズクの子供が、うずくまっています。まだ、飛べない幼鳥です。この近所の人の話では、この子は、3番目に生まれた末っ子らしいとのことです。

黄色の丸い目の可愛い子です。こちらを見て何かを訴えているように感じます。

先輩の2羽のアオバズクの子供は、木の枝の上にいますが、この子は、巣穴から出るのに失敗したようです。
最後の写真は、高い木の枝につかまっている先輩のアオバズクの子供です。もう1羽も木の枝につかまっていましたが、逆光でとても見にくいので撮影しませんでした。

落ちたこの子は、今後どうなるのか?心配ですが、気になりつつもここを立ち去ることにしました。
自力で頑張って生きてくれることを期待しながら!



((後日談))

この落ちた子供は、この写真撮影日(7月23日)の午後か、夕刻かは不明ですが、その日のうちに、自分で歩いて広い場所まで出てきたそうです。そこに人が近づいたら、突然、自力で飛び出して、川の対岸の木にとまったそうです。飛べて良かったですねぇ〜。

翌日の朝は、アオバズクの親子は、全員、そこからいなくなっていたそうです。

落ちた子供も、自力救済できたようです。良かった!良かった!


Heaven helps those who help themselves
                        Samuel Smiles

「天(てん)は自(みずか)ら助くる者を助く」サミュエル・ スマイルズ