なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

緑に輝く栗の実

手賀沼遊歩道を歩いていると、栗の木に青々とした栗の実が生っている光景に出会います。


「秋風の 吹けども青し 栗のいが」 (松尾芭蕉


の句を思い出します。秋風は、金風(きんぷう)と言われ西から吹いてくるそうですが、残暑の厳しい太陽の照りつける道に、涼し気な風が吹いてくると、どの方向から吹いてきても私には金風に感じます。

 ところで、楽器のカスタネット(castanet)は、「栗の実」を意味するスペイン語「castana(カスターニャ)」に由来するそうです。カスタネットが「栗の実」に由来するのは、形が栗の実に似ているからとする説と、古くは、南欧の大きな栗の木で作られていたことから「小さな栗の実」の意味とする説があるとのことで、後者が有力の説だそうです。

重いカメラを持って、遊歩道をあえぎあえぎ歩いていても、カスタネットで踊るフラメンコの活動的な姿を思い出せば、元気がでてくるような気がします。