なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

晩秋のカラスウリ

我孫子市谷津ミュージアムを歩いていたら、カラスウリを見つけました。カラスウリは、晩秋の夕陽をあびて、とても輝いていました。

子供のころ、よく見かけたカラスウリも、近頃ではあまり見かけなくなりましたね。

吊るし柿のように見える鈴なりのカラスウリは、あまり見かけたことはないのですが見事なものです。

私は、見たことがないのですが、カラスウリの花は、夜に妖しく白いレース状の美しい花を咲かせるようです。一度見てみたいものです。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に「烏瓜(からすうり)の燈火(あかり)」のお話もありますが、お話に出てくるカラスウリは、赤いカラスウリではないようです。西洋のハロウィンのような感じのものかと思っていたのですが・・・。

でも、何故かカラスウリは、「晩秋の憂い」を感じさせてくれる植物ですねぇ〜。



「余念(よねん)なく ぶらさがるなり 烏瓜」 (夏目 漱石