なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

オシドリのランデヴー

雑木林の中の公園のオシドリたちが、恋の季節を迎えているのでしょうか?

繁殖羽(はんしょくばね)になったオスたちが、メスたちに銀杏羽(いちょうばね)を立てて、綺麗な姿を見せつけ、デモンストレーションしています。オスは、メスに向かって積極的にアッピールしています。

1羽のオスが、対岸から来たメスに向かって猛スピードで近づいていきます。メスの前を通り過ぎました。メスは、そのオスの背後(はいご)から追随(ついずい)して泳ぎ始めました。そのうち2羽は、仲良く併走(へいそう)して泳いでいきます。カップルの成立のようです。この後「鴛鴦(えんおう)の契(ちぎ)り」を結ぶのでしょうか?

2羽のオシドリは、寄り添いながら泳いでいきます。対岸でユーターンして、オスが来た岸に向かって「つがい」のオシドリは、泳いでいきます。

途中で、もう一つの「つがい」のオシドリに会いましたが、そのまま通過していきました。

先ほど成立した「つがい」のオシドリは、対岸に上がって休んでいましたが、そのうち立ち上がり、何か話し合いをしているようです。その後、池に飛び込み対岸に向かって仲良く泳いでいきました。「一緒に泳いでみようか。」と話していたのかもしれません。



「鴛鴦(おしどり)や 
         揃(そろ)えたやうな ふたつがひ」(森 鴎外)