なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

キンクロハジロのクチバシの中

手賀沼を、キンクロハジロが変な格好で動いていたので、撮影してみました。キンクロハジロのメスのようです。大きくクチバシを広げています。(最初の写真)そのクチバシの縁にノコギリの歯のような突起がついています。(2番目の写真)この突起は板歯といわれるもので,板「歯」とついていますが生物学的な歯ではないそうです。

深く水に潜って採食する「潜水採食型」のカモのキンクロハジロの食性は雑食で、水面下で貝類、カニやエビなどの甲殻類、水性昆虫類の他、水草も食べるようです。

キンクロハジロ (金黒羽白)の名前の由来は、金は、虹彩、黒は、体色、白は、翼帯から、3つあわせてキンクロハジロというそうです。

キンクロハジロ は、カモ目カモ科ハジロ族の水鳥でユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖し、冬に日本全土に渡来する渡り鳥です。北海道では、少数が繁殖するようです。

変な格好をしていたキンクロハジロは、何事も無かったように、スイスイと泳いで行きました。何をしていたのでしょうか?




変な格好のキンクロハジロ

{クチバシ部分拡大}クチバシの縁に歯のような突起物がならんでいます。